バルナックライカ誕生前夜から終戦期に至るまで、ライカ及びライカ型カメラの系譜を、徹底的な分解検証を交え、まとめた一冊。
写真機研究家、工藤由香里氏著。自費出版。2026年発刊。日本語。全224ページ。
第1章:誕生と発展
第2章:改造ライカ
第3章:模造ライカ
第4章:非純正改造とフェイクライカ
第5章:ライカを目指したベスト判のカメラたち
第6章:ライカの影響を受けたカメラたち
発売後も進化を続け、エポックメイキングな存在となったライカは、やがて世界各国で模倣の対象となり、その需要に応える形で数多くの模倣品や非正規改造品が生み出されました。
とりわけここ日本では、コピーライカやライカの影響を受けた機種が次々と登場します。
本書ではまず、既知のつもりで見過ごされがちな、ライカの特徴や歴史を丁寧に解説。見慣れたはずのライカに対する視点が変わることでしょう。
続いては、ライカA型改DIIなど、ライツが純正で提供していた改造サービスについて、複数のバリエーションを実機分解により詳細に検証しています。
さらに、レンズ交換式かつ距離計連動と言う、革新的要素を備えたライカを模倣した、日本、およびロシアのカメラにも迫ります。
中でも、精機光学時代のハンザキヤノンやセイキキヤノン、そして同系譜にあたる光学精機社(のちのニッカ)のニッポンカメラに関する研究は、本書の中でも大きな比重を占め、多くの図版や写真、番号表と共に70ページ以上にわたり記載されています。
加えて、昭和初期から戦中にかけて需要が高まった、日本国内における非純正改造や、ロシア製とは異なる、ごく少数存在したと考えられる国産フェイクライカにも踏み込んでいます。
そのほか、レンズシャッター機への改造サービス、初期のレオタックス、理研光学工業によるライカ風裏紙付きフィルム機など、多角的な視点から検証した、非常にマニアックながら充実した内容です。
本文に登場する実機による作例写真も収録した、フルカラー224ページ。ライカ100年、キヤノン90年という節目に刊行された記念的研究書です。
国内送料、消費税込の価格です。
カメラ関係書籍、他にも色々と取り揃えております。
コチラをご覧ください。