沈胴ズミクロン 50mm f2。ライカMマウント。ライツの製品コードはSOOIC-M。本品の製造番号は115万台、1954年製造。記念すべきライカM3登場の年で、M3初期モノにもピッタリです。feet表記。フィルター径はE39。
ライツ大口径の定番銘玉、ズミクロン。ズマール、ズミターに続いて、第3世代の高速標準レンズとして登場しました。その圧倒的な解像力は当時の写真工業界を騒然とさせ、その後に続くライカM3のデビューと共に、ライツ全盛期を生み出した立役者。現在に至るまでライカレンズの中核をなすズミクロンシリーズの原点となるレンズです。
この沈胴ズミクロン、製造本数はかなり多いのですが、拭き傷や中玉の劣化などによりガラスにダメージを受けている個体が多く、本来の描写を味わえる個体は少なくなりつつあります。本品はガラスコンディションがかなり良い1本です。
当店販売品が7年振りに出戻って来ました。お客様に大切にお使い頂き、前回販売時と変わらず綺麗な外観をキープしています。使用に伴うごく軽微な擦れ程度で、沈胴部の擦れも少なめです。初期モノならではのシャイニーな梨地メッキも良い雰囲気。
7年振りの販売に際して万全を期すべく、2026年10月に再度フルOHを施しました。絞り、ヘリコイドの操作感は潤いに充ちた感触です。距離計連動もバッチリ。
ガラス各面にオリジナルのコーティングがしっかりと残っているのがなかなか珍しい一本。沈胴ズミクロンはコーティングが失われている個体が多いだけに、オリジナルの状態が保たれていることが何とも嬉しい1本。中玉には、強いLEDにかざすとやっと見える程度のわずかなコーティングの劣化が見られますが、撮影への影響はまずみられないでしょう。
前回販売時のものですが、作例ですを試写館に掲載しました。72年前に製造されたレンズとは思えない驚愕の解像感です。
UVaフィルター、純正前後キャップが付属。後キャップは後年のタイプです。