ズマロン 35mm f2.8。本品はやや少ない、ライカ・スクリューマウント版。製造番号は162万台。既にM型ライカが主流とはいえ、IIIgもまだまだ作られていた1958年の製造です。ライツのコードは、SIMOO / 11006。ドイツ製。フィルターサイズはE39。
先代のf3.5から0.5段明るくなったニューズマロンは、新種ガラスを採用した4群6枚構成、ダブルガウス型。
8枚玉ズミクロンと鏡胴デザインを共有しており、スタイリッシュな外観です。ライカ IIIfやIIIgなどのバルナックに装着すれば、見え目にも非常に映えます。
絞り開放では全体的に穏やかな描写ながら中心部の解像は良く、ドラマチックな周辺落ちが楽しめます。ズミクロン 8枚玉よりこちらを好む方もいる隠れた人気レンズ。適合フードはITDOO、IROOAなどなど。
鏡胴先端部にごく薄い擦れが見られますが、目に付く傷やアタリは見られ ずとても綺麗な外観です。
前オーナーさんの元でも昨年OHが行われていますが、念のため2026年5月にフルOHを行いました。絞りリングのクリック感は心地良く、ヘリコイドの動作もしっとりスムーズとなりました。無限遠ストッパーの収まる感触も良好です。距離計連動、ピントもバッチリ。
ガラスは前玉にごく薄い拭きキズが2〜3本、また、軽微なコーティング傷みが見られますが、いずれも写りへの影響はまず無いでしょう。クモリ玉と知られるニッパチズマロンとしては、かなり綺麗なガラスです。実写テストの結果も大変良好でした。
時代の合った純正前キャップ、プラスチックケースが付属します。