ズミクロン 50mm f2 1st、人気の固定鏡胴・後期型。本品はその最終ロット。ライカMマウント。ライツのコードはSOSIC、後に11818。距離はfeet、meter併記。空気レンズの異名を持つ、ライツ独自設計の6群7枚構成です。
本品は製造番号227万台、1968年製。固定鏡胴の後期としては、最終年の生産品。カメラもライカM4へと移行している時代です。
このすぐ前の226万台には、2nd最初期モデル(端境モデル:Transitional Model)が製造されており、本品も端境期の製品と言えるでしょう。ちなみにこのすぐ後の229万台は、黒鏡胴のズミクロン2ndとなります。ややこしいですね笑
この固定鏡胴後期型は機能美の権化とも呼ぶべき見事なつくりで、見ているだけでも惚れ惚れする一本。ローレット加工のフォーカシング・リングは操作性も良く、実に美しい外観です。
高いコントラストと絞り開放から安定した描写性能を発揮し、現在も高い人気を誇ります。当時のM3やM2から現代のデジタルライカまで、白ボディのみならず、黒ペイント、黒クロームボディにもカッコ良く決まる、普遍的なデザインもお見事。
フィルターサイズはE39。フードはIROOA、ITDOO、12585などが適合します。
鏡胴先端部にフード脱着に伴う僅かなテカリが見られる程度で、全体的にとても綺麗な外観です。往時の新品の雰囲気を感じさせます。
2026年9月にフルOH済。絞り、ヘリコイドともにスムーズな操作感に仕上がりました。距離計連動もバッチリ。
前玉裏や後玉の周辺部のガラスに多少のコーティング傷みが見られますが、コーティングが劣化した個体が多い初代ズミクロンとしてはまずまずのガラスコンディションです。
コーティングを剥いでしまえば、これらのコーティング劣化を見えなくできますが、当店では出来る限り製造時のコーティングを残しておく方針で整備を行って頂いています。
実写テストを行いましたが、逆光や屋外など強い光線条件においてもしっかりコントラストのある写りが得られました。安心してお使い頂けます。
純正前後キャップが付属します。