ライツが誇る銘玉、8枚玉 ズミクロン 35mm f2、クローム鏡胴。ライツの製品コードは SAWOM、後に11308。本品はドイツ製。シリアル番号は219万台。1966年の製造で本年で還暦を迎えます。昭和41年当時は日本の総人口が1億人を突破、ビートルズ来日、そして戦後最長となるいざなぎ景気が始まるなど、賑わいに充ちていた時代でした。
1958年に登場した ズミクロン 35mmの1stモデル。6群8枚構成の対称型ダブルガウス。絞り開放でのやわらかさを伴った写りが絶妙で、少し絞るとグッと立体感が高まります。絞り込めばやわらかさを保ちつつ鮮鋭な描写へと変化していく、完成度の高いレンズ。
また、ライツ黄金期の製品らしく、日本人が愛してやまないザ・ドイツな機能美あふれるデザインも大きな魅力です。現行のデジタル機に装着しても見事に似合います。時代を超える名レンズ。
最短撮影距離は0.7m。フィルター径はE39。コーティングはアンバーとパープル系。本体重量は実測で181g。
純正フードはITDOO、またはIROOA等が適合します。後の12585や12504も装着可能です。
鏡胴基部のGERMANY刻印付近のに小キズが数点見られますが、全体的には使用感少なく綺麗な外観です。
2026年7月にピント調整を含むフルOH済。絞り、ヘリコイドの操作感はしっとり滑らかです。無限遠ストッパーもスルリとスムーズに収まるよう調律されています。距離計連動もバッチリ。
ガラスには各面にオリジナルのコーティングがしっかりと残っています。前玉と中玉にごくごく薄い拭きキズ、またコーティングにはごく軽微な傷みが見られますが、強いLEDにかざしてやっと見える程度で、実写への影響はまず無いでしょう。
純正前後キャップが付属します。