1926年(大正15年 / 昭和元年)製造のライカ A型旧エルマー付。本年でなんと生誕100年!1世紀!百寿おめでとうございます㊗️
製造番号2千番台。巻上げと巻戻しダイヤルには、この番号帯のみに散見される矢羽根が刻まれ、マッシュルームレリーズ、距離表記はmeter、と役が揃った旧エルマー付A型。
目の粗い初期タイプのグッタペルカ、底蓋はカンヌキ、丸型のアクセサリーシュー、高さの低いダイヤル類など、各部にA型初期の特徴も押さえています。更に古いA型ですとまた別の特徴がありますが、その辺りを調べてゆくのも愉しい作業です。
巻上げ/巻戻しノブやシャッターダイヤル、レンズ先端部のローレットの目も揃っています。旧エルマーの銘板は、初期モデルならではの可愛らしい小さな字体。オリジナル状態を保ったA型です。
100年を経た現在も、バンバン実用可能なライカの原点モデル。ライツのコード名は、記念すべきLEICA。ライカの輝ける歴史はここからスタートします。
撮って良し、眺めて良し、調べて良しの一台です。
各部に塗装落ちや擦れ、またトップカバーに僅かなタッチアップが見られますが、100年の歳月を経たライカとしては、かなり良いコンディションです。目立ったアタリや凹みは見られず、丁寧に使われて来た印象です。
2026年3月にOH済。各部の操作感快調、滑らかとなりました。ファインダーの見え味もクリア。レンズも目立った拭きキズやクモリは無く、綺麗なガラスです。
なお、ライカ A型の初期モデル(マッシュルーム&エクボレリーズ)は、巻戻しの際にレリーズを押し続ける必要があります。
また、板金時代のバルナックに稀に見られるのですが、製造当初からフィルム送り用のスプロケットとボディシェルの隙間が広めなため、フィルムの撮影枚数が終わった後も巻上げノブが回ってしまう事があります。撮影開始時にはフィルムカウンターをしっかりと合わせ、規程の枚数が終了したら巻戻しをするという、古のお作法でお楽しみください。
純正キャップ、スプールが付属します。スプールはリブが入ったタイプで、こちらも時代は合っていると思われます。
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