ズマロン 35mm f3.5、後期型、E39モデル。ライカスクリューマウント。製造番号155万台。1958年製。製品コードはA36の前期型と同じSOONC。4群6枚構成のダブルガウスタイプ。距離表記はfeet。
このE39ズマロンは1956年に登場、E39フィルターやITDOO、IROOAフードが装着出来るようになりました。A36タイプと比べると大型化していますが、使い勝手の面で進化したモデルと言えるでしょう。
サンハンズマロンは中心部の解像力が高く、絞り開放付近での自然な周辺落ちがドラマチックな雰囲気を醸し出します。素晴らしい描写を見せつつも、製造本数は多く価格はこなれている、何ともありがたいライカの定番広角レンズ。
一方、ズマロンはクモリ玉としても知られ、ガラスのコンディションにより、描写がかなり左右されるレンズでもあります。本品はコーティングの傷みこそ見られますが、クモリは見られず描写良好な1本です。
ごく軽微な擦れは見られますが、目立つような傷は見られず、外観なかなか綺麗なズマロンです。
2026年2月にフルOH済。入念な整備により、絞りやヘリコイドの操作感は滑らかで、心地良く仕上がっています。距離計連動もバッチリ。
ズマロンにしては珍しく、本品にはガラス各面にオリジナルのコーティングがしっかりと残っています。強いLED光にかざしてやっと見える程度のごくごく軽微なコーティングの傷みが見られますが、撮影への影響はまずありません。
店頭にて白昼の逆光下を含めての実写テストを行いましたが、ズマロンらしいコントラストのある写りが味わえました。
純正前キャップとプラスチック製ケースが付属します。