ライカIIIa、クローム。製造番号18万台、登場初年度の1935年製。鈑金時代のバルナックライカ。ライツの製品コードはAGNOO。本品の三脚ネジは太ネジ。前モデルのライカDIIIに、1/1000秒シャッターが追加されたIIIaは、当時スポーツ写真撮影用としても大いに活躍したそうです。
DIII以前は黒塗りボディが主役でしたが、このIIIaからクローム仕上げがバルナックライカの主流となってゆきます。ライカ DIIIから採用された、吊り環、視度補正、スローシャッター等はそのまま装備されており、実用的なバルナックとしても魅力的なモデル。
沈胴エルマーやエルマー 35mm等のコンパクトなレンズを装着して、ポケットにしのばせるにも良いサイズ感。IIIc以降のダイキャストモデルとはまた違う、手にしっとりと馴染む感覚が楽しめます。
距離計窓の間に1本の線キズ、トップカバーや底蓋に薄い擦れが少々見られますが、全体的には使用感少なく、使い込まれた個体ばかりのIIIaとしてはずいぶんと綺麗な1台です。アタリや凹みも見られません。
エッジの立ったボディに、シャイニークロームのメッキが美しいトップカバーやダイヤル部。戦前ライカ絶頂期の完成度の高さを、ビシバシ感じ取れます。
綺麗な外観と相まって、グッタペルカの状態も素晴らしく、さらっとした握り心地が気分を盛り上げます。
各部作動快調。ファインダーの見え味も良好。気持ち良くお使い頂ける一台です。