最初期のニコンF。製造番号は6401xxx。製造開始直後の約1,000台は一般には市販されず、報道機関等及び一部の写真家に販売されたとも言われています。
カメラレビュー クラシックカメラ専科No.52によると、当時アサヒカメラ誌が購入したNikon Fは、6401096であったと記されており、この番号より若い本品も、新聞社などの報道関係筋に供給された可能性が高いものと推測されます。
ロクヨンマルの個体としても、最初期ならではの特徴が多く見られる一台です。プレスがシャープでエッジの立った造形、巻上げレバーと斜め筋のセルフタイマーレバーの裏面は、それぞれ機械加工による肉抜き。アイレベルファインダーのボディ取り付けピンは、半円ではなく三角形。NIPPON KOGAKU JAPANの文字は刻印、底蓋の開閉キーにJAPAN刻印とASA感度表示は赤文字10~32・白文字50~400などなど、原初の姿を示しています。
非常に使い込まれており、メッキ落ちが気にならないほどに無数の使用痕や打痕、傷が見られます。それでもカメラとしての機能をしっかりと維持していることに、ただただ脱帽です!カメラ史上最もタフなカメラの1つでしょう。
2026年7月に巻き戻しノブとファインダー脱着機構の整備を行いました。以前のオーナーさんの元で、2024年に専門業者にてオーバーホールが施されています。
これだけ使い込まれても、快音を鳴らしてシャッターとミラーが動くのですから本当に凄いですね。カメラ界のアイアンマン!
オニギリマークが付いた純正ボディキャップが付属します。