ファット(Fat)・エルマーからシン(Thin)・エルマーに移行した時期のごく初期にだけ見られる、稀少なブラック/ニッケルのエルマー 90mm f4。
ライツの製品コードはELANG。距離計連動。3群4枚構成。ノンコート。製造番号は32万台。1933年製。
この2、3年後からはライカもクロームメッキの製造数が急増し、白ボディへとトレンドがシフトしていきます。距離表記はメートル。適合フィルターはA36かぶせ。
「ダルマ」に続くモデルで、その存在もあまり知られていないこのニッケル・シンエルマー、ブラック&ニッケルのライカ DIIやDIIIなどに合わせると、最高にカッコ良く仕上がります。それ故、お探しの方も少なくないレンズでしょう。
この黒&ニッケルのシンエルマーは、1933年にシリアル165001からスタートしますが、本品はその33番目。初期モノ好きの方にも。
珍品。
長年の使用により、鏡胴のエッジ部やローレットの黒塗装はやや薄くなっていますが、うっすらと見える真鍮地が実に良い雰囲気を醸し出しています。
2026年1月にフルOH済。絞り、ヘリコイドの操作感はとても滑らかです。距離計連動もバッチリ。
レンズは経年によるごく軽微なガラスのヤケが見られる程度で、目立った拭きキズやクモリもありません。実写テスト結果も良好でした。戦前のノンコートのレンズらしい穏やかな発色です。
A型時代から続く、由緒正しい金属製の純正前後キャップ、元箱が付属します。コレクションにもどうぞ!