アンジェニュー 24mm f3.5 Type R61。エキザクタマウントの最終型、自動絞りタイプ。クローム。1959年製。
鏡胴下部のレバーで自動絞りとマニュアル絞りを切り替えます。このタイプはエキザクタ用とアルパ用が供給されました。独特なダイヤル式の絞り操作と個性的なデザインが流石のフレンチレンズ。ちなみにやや少ないですが、黒鏡胴もラインナップされていました。
レトロフォーカスの8群8枚構成。開放付近では中心部はしっかりと結像したシャープな写りで、周辺はやや甘くなります。雰囲気のある絵作りができる一本。最短撮影距離は約40cm。フィルターは58mmが適合。重量は実測で329g。
アンジェの広角レトロフォーカスの中でも、35mm f2.5 Type R1や28mm f3.5 Type R11は比較的良く見掛けますが、この24mm R61はなかなか少ないレンズです。ちなみにこの前のバージョン、ゼブラ鏡胴のR51は更にレアな一本。R51、R61どちらも良い描写を見せます。
鏡胴には使用に伴う軽微な擦れが見られますが、目立つ傷やアタリはなく、梨地クロームメッキも綺麗です。
2026年2月にフルOH済。自動絞りのアンジェニューは整備が大変な事でも知られ、ヘリコイドや絞りがギクシャクしたままの個体が多いのですが、本品は入念な整備により大変良好な操作感に仕上がっています。
前玉、後玉にはごく薄い拭きキズが少々見られます。また、強いLED光にかざすと、中玉にわずかなコーティング傷みが見られますが、実写への影響はまず見られないでしょう。実写テストの結果は大変良好でした。
純正前キャップ付。