ローライ・ゾナー 40mm f2.8 HFT。銘機ローライ 35S用のゾナーを転用した、ライカスクリューマウント・レンズ。2002年に登場。当時の販売元はホースマンでも知られる駒村商会。4群5枚構成。最短撮影距離は0.7m。ローライ独自のHFT(High Fidelity Transfer)コーティング付き。フィルター径はE39。
ローライ 35Sは、コンパクトカメラとは思えない素晴らしく鮮鋭な描写で今もなお人気のあるカメラですが、目測のため絞り開放f2.8での近距離撮影はかなりの慣れが必要でした。このLマウントバージョンは、当然ながら距離計連動、近接からバッチリ狙えます。ある意味、夢が叶うレンズとも言えます。
ガラスはドイツのローライ本社工場で研磨され、日本のコシナによって製造された鏡胴をドイツへ輸出し、ドイツで組み立てた後に日本へ輸入されるという複雑な製造と流通だったそうです。このためかローライ35Sの1.7倍近いプライスタグが掲げられていました。
使用感見られず、とても綺麗な外観です。
2025年12月にフルOH済。分解が困難なレンズとしても知られますが、本品は入念な整備により、絞り、ヘリコイドの操作感は大変滑らかです。距離計連動もバッチリ。実写テスト結果も良好でした。
ガラスには整備では除去しきれないごく軽微なコーティングの傷みが見られますが、強いLEDライトにかざしてようやく見える程度で、実写への影響はまず無いでしょう。ローライゾナーとしては大変クリアなガラスです。
番号一致の元箱、革ケース、取説、フード、前後キャップが付属します。