Carl Zeiss Jena製、コンタックス用トポゴン 25mm f4。1950年頃の製造です。
ハイペルゴンのメニスカスレンズ設計を基礎とした、対称構造の4群4枚構成。Tコーティング付き。距離計には非連動ですが、絞っての目測撮影も楽しい一本。距離リングの表記はメートルです。
ゲルツ社で活躍したRichter博士により生み出されたこの超広角レンズは、本来は航空写真が開発目的だった様です。非常にRがキツく小さなガラスで、製造は困難を極めたと言われています。製造本数は1000本程度。本品は前期ロットとなります。
一部装着できないボディやアダプターがあります。適宜お問い合わせください。
本品には近接繰り出し機構が付いたライカMマウント用アダプターと、ライカM – SLアダプターが付属します。この二つを組み合わせれば、ライカSLボディでご使用いただけます。
稀少品。
当店販売品です。お客様に大切にお使いいただき、前回販売時と変わらぬ良いコンディションで出戻ってきました。
軽量なアルミ鏡胴特有には腐食が少々見られますが、まだまだクリーンな外観です。絞り、ヘリコイドの操作感はいずれも滑らかで、動作は良好。
ガラスには薄い拭き傷が少々、また軽微なコーティング傷みが見られますが、描写に影響は無いでしょう。
ライカM型カメラではボディの距離計コロに当たってしまうため、付属のアダプターを介しても装着できません。ミラーレス機などでのご使用をおすすめします。
実写テストの結果は大変良好でした。フワリとした周辺描写が何ともいえない独特の雰囲気ですが、絞り込んでいくと落ち着いた描写に変化。楽しい超広角レンズです。