ズマール 50mm f2。クローム鏡胴。製造番号は42万台、1938年製。ライツのコードはSUMUS。
戦前ノンコート。六角絞り。絞りは大陸表記(f2、2.2、3.2〜)。距離指標はmeter。フィルターはA36サイズ。純正の適合フードはSOOMP。
ダブルガウス型らしい豊かなボケ味と周辺落ちが味わえる、ライカの定番標準レンズ。絞り開放ではやわらかで雰囲気のある写り、絞れば柔らかさを残しつつシャープな描写が楽しめます。
ズマールは初代のひょっとこ、先黒、そして一番多く製造された本モデルへと変遷、それぞれの鏡胴スタイルにニッケル、クロームのバリエーションがあります。また、モデル末期にはトロッペンズマールも登場します。
本品は一番メジャーなオールクロームの沈胴タイプですが、ガラスの良い物はなかなか出て来ません。
長年の使用により沈胴部には擦れ傷が見られ、真鍮地が少々出ています。また、鏡胴基部のエッジにもメッキがやや薄くなって、うっすらと真鍮地が見えています。なかなか貫禄のある外観です。
2026年1月にフルOH済。丁寧な整備により、絞り・ヘリコイドともに非常に滑らかで、ストレスのない快適な操作感。距離計連動、ピントともに良好です。
前玉には経年による軽微なガラスのヤケが見られますが、拭きキズはほとんど見られません。傷の付きやすいズマールとしてはかなり綺麗なガラスです。他、クモリやカビは見られません。実写テストの結果も大変良好でした。ガラスの状態が良いズマールは、かなりの描写を見せてくれます。
純正前キャップ、社外製のリアキャップが付属します。