アルパ 11si。トップカバーは黒の結晶塗装、ボトムカバーはブラックペイント仕上げ。アルパの最終型にして一番人気のモデル。使いやすく信頼性も高いカメラです。
11siは、1976年〜1989年にかけて、シルバークロームが412台、黒クローム/黒塗り仕上げが768台製造されました。黒は結晶塗装とブラッククロームバージョンがあります。
11siは、先代の11elのCdSを測光範囲が広く反応が速いSPD受光素子に変更し、加えて3色のLEDによる露出表示に改良されたモデル。ファインダー内やトップカバーからほんのり見える、信号機のような小さなランプが何ともほっこりさせてくれます。実にステキな露出システム。
本品はペンタプリズム部正面にクレストが無い、ヨーロッパ向け仕様。すっきりクールな雰囲気です。ボディ番号と底蓋の製造番号は一致しています。
付属の元箱はシリアル番号も一致。この個体はボディ単品で販売されたものであることが分かります。コレクションにもどうぞ!
ペンタプリズムの頂上部、トップカバーの角部などに擦れやテカりが多少見られますが、全体的にはなかなか綺麗な一台です。
2025年8月に専門業者さんにて整備済。グリスアップ、ピント調整、露出計調整などを行っています。
露出計の電池は4LR44を使用します。露出計はスポット測光に近い動きですが、正常に作動しています。また、本品はバッテリー室奥の接点のスプリングが縮んでいる?ため、反対側のプラス接点までの距離がわずかに足りず、アルミホイルを挟んでいますが、作動はOKです。
番号一致の元箱、内箱、簡易マニュアル(仏・独・英・伊・西の5ヶ国語)、単品では入手が難しいストラップを取り付けるための専用ラグが付属します。