ライツとミノルタの提携によって誕生したコンパクトライカ、ライカCL。製造番号は142万台。1973/74年製。ズミクロン-C 40mm F2を標準装備。
40mmファインダー枠、縦走りシャッターなど、M型とは異なる機構を搭載。ファインダーには50mmと90mm枠も備わり、コンパクトながら必要な機能を備えており。使えばしみじみと良さが判る名機です。
ズミクロン-C 40mmの画角は絶妙、最短撮影距離は80cmで、スナップや旅カメラにも最高です。
底蓋のカドにブラッククローム塗装が剥げています。また、各部に薄い擦れが見られますが、他は比較的綺麗な一台。アタリや凹みは見られません。
2025年7月にレンズのフルOH済。後玉裏の周辺部に、クリーニングで取り切れなかったクモリ状のコーティング劣化が見られますが、描写には影響無いでしょう。実写テスト結果は大変良好でした。
最近まで当店のお客様が実用されていたボディで、各部の作動快調です。露出計も適正に動作しており、これからフィルムライカを始める方にもオススメの一台。
本来、フィルターはシリーズ5.5をラバーフードに挟み込みますが、本品は社外品のシリーズ5.5をE39に変換するリングと、UVフィルターが付属します。使い頃のボディです。