ライカ M3初期モデル。シリアル番号7002xx。M3発売初年度の1954年製。
本品は段付きではありませんが（段付きと段無しは、M3ひと桁番号から混在します）、各部に初期型の特徴を残す、フルオリジナル・コンディション。
マウント12時位置のネジ無し、ASA200のバックドアやピンクがかったインジゲーター、初期の特徴を持ったバックドア裏、M3プロトタイプや段付きとも共通するシャシーのデザイン、アクセサリーシューの半月ステンレスストッパー、巻戻し軸中心部がマイナスなどなど、見どころタップリな一台。
ライカ A型初期と同じく、M3初期は探究すればするほど、知れば知るほど面白い、実に奥深いライカです。

当店過去販売品です。お客様に大切に使われ､この度当店に出戻ってきました。お帰りなさい！
グッタペルカには補修跡が少々見られますが、他は外装パーツを含め、M3初期のオリジナル状態を保った一台です。距離計窓横の段部分には段付きの様なスラントはありませんが、これもスラント有、無しが混在しているのでオリジナルと見て良いでしょう。
トップカバーには露出計脱着による薄い擦れが少々、底蓋には細かい擦れや小傷が多めに見られます。
2022年にOH済。丁寧な整備により、現在も各部の操作感滑らかです。シャッター幕は未だしなやかさを保っており実用に支障無く、当時のオリジナルを尊重し幕交換は行っておりません。シャッター快調、ファインダーもスカッとクリアです。
近年、3ケタ番号のM3はなかなか出て来ません。オリジを保ったこの一台、コレクションにどうぞ！