カール・ツァイス製のシネマ用プラナー 50mm f2。1955年にアリフレックスマウントとして製造された個体を、ライカLマウントに改造した一本。
レンズヘッド部を回転させてヘリコイド操作を行う構造のため、操作性には少々コツが必要です。絞り値を決めた後に距離合わせをすると良いでしょう。
当店過去販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。絞りリングには、業務用管理番号と思しき文字がケガキで彫り込んであります。
前回販売時の2020年に、ヘリコイド操作用のツマミ部品の取付、ヘリコイド調整等を行っています。
今回の再販売にあたって、レンズクリーニングを行いました。前玉裏の周辺部には軽微なコーティング傷みが見られます。
無限遠で距離計二重像がわずかに行き過ぎますが、距離計連動はOKです。
前回販売時の作例ですが、試写館に作例を掲載しました。ご覧頂ければ幸いです。絞り開放では、うっすらとしたベールがかかった雰囲気のある描写をお楽しみ頂けます。