ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号69万台。ライカM3登場と同じ、1954年製。ライツの製品コードはLOOHN。
ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された、IIIfの最終型。
高い完成度を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生産台数が多く価格もこなれており、トラブルも少ない定番モデル。これからライカを始めたい方にも良い選択肢でしょう。
コンパクトなA36エルマーを合わせれば、小型軽量で使い易さ抜群です。
シリアル番号上に薄い擦れが一本、底蓋に薄い線キズが数本見られますが、全体的には使用感少なくIIIfとしてはかなり綺麗な外観です。美品と呼んで良いコンディションでしょう。
各部の動作正常です。シャッター音も軽やかで良好な操作感。ファインダーの見え味もクリアーです。実用にどうぞ!