ライツの中型自由雲台、KGOONの最初期タイプ。ボール部を支える部分のみクローム、他はニッケルメッキ仕上げ。オス、メス共に太ネジ。
中型雲台は1936年頃から販売開始されていますが、ニッケルメッキ仕上げのライツの雲台は小型雲台FIAKUがごく稀に見られる程度で、この中型雲台KGOONのニッケルは非常にレア。黒&ニッケルのA型やDII、DIIIのお供にどうぞ。
各所に小傷やクロームメッキの剥がれが見られますが、製造年代を考慮すればまずまずのコンディション。台座のフェルトは近年のものが貼られています。各部の動作正常です。軽い力でビシッと固定できる流石の作り。珍品。
参考:朝日ソノラマ刊 中村信一氏著「ライカのアクセサリー」上巻 118ページ。