ハッセルブラッド SWC。SWA、SWの後を継いで、1959年に登場しました。鏡胴は白クローム。距離指標はfeet表記。ボディの製造年は1959年、マガジンは1970年。
ビオゴン38mmレンズは、500シリーズ用のCレンズと共通のデザインとなり、前モデルのSWAやSWのウィークポイントだった鏡胴ガタの問題が解消されました。また、巻き上げがクランク式となり、使いやすさもUP。ピント合わせはfeetで目測式ですが、被写界深度は非常に深く、不自由さは感じ無いでしょう。但し、水平取りにはご注意を。
本品はバッチリ整備済み、実用にちょうど良い一台です。
ファインダーやレンズ鏡胴、三脚台座の周りには、使用に伴う擦れが多く見られます。アタリや凹みは見られません。
2024年12月にボディ、レンズ、マガジン及びファインダーのOHを行っています。シャッターや絞り、ヘリコイド、マガジンの作動はいずれも快調です。
レンズ後玉には軽微なコーティング傷みが見られますが、実写にはまず影響無いでしょう。また、ファインダーには清掃で取り切れなかったクモリが僅かに残っていますが、こちらも見え味には影響ありません。
A12マガジン、ファインダー、SLフィルター、ストラップが付属します。マガジンの本体と中身の番号は合致しています。ストラップはSWC純正のショートタイプ、スナップ撮影に。
綺麗過ぎず使い頃なSWC、ガンガン使い倒してください!