6x6中判カメラの銘機、ハッセルブラッド 500C。1957年に登場。スウェーデン製。描写性能に優れたカール・ツァイス製のレンズ群が40mm〜500mmのバリエーションで9本用意されるとともに、ストロボシンクロ接点は全速同調、素早く交換できるマガジンなど、プロカメラマンの要求に応える素晴らしいスペック。プロ用中判カメラとして不動の地位築いた銘機中の銘機です。
ボディ、C12マガジン共に1959年製。本品は初期モデルですので、前面部に特有の2つの穴が空いています。付属レンズは初期の6枚玉プラナー、1956年製。時代の合った珍しい初期のショートタイプのフードも付属し、シンプルな造りの初期ストラップも揃っています。
ハッセルブラッド500C初期の雰囲気をタップリと味わえる、素晴らしいセットです。
ボディ、レンズ、マガジン共に美しい外観です。使用感ほとんど見られない、極上コンディションの500C。実用というよりはコレクションに好適なコンディション。ファインダールーペのガラスにはコーティングの傷みが見られますが、見え味には影響ありません。
2025年5月にカメラ本体、レンズ、マガジンのOHを行いました。入念な整備により、各部の動作は心地良い操作感に仕上がっています。ハッセルのフル整備にはどうしても費用が掛かります。しっかりと手が入った個体を入手されるのが吉でしょう。
6枚玉プラナーのガラスには軽微なコーティングの傷みが見られますが、クモリや目立つような拭きキズは見られません。ガタガタの個体ばかりの6枚玉としては稀に見る良いコンディションです。
速写ケース、ストラップ、フード、フィルター、レンズキャップが付属します。得難い初期500Cです!