初代ズミクロン 35mm f2、8枚玉。ライツのコードはSAWOM、後に11308。製造番号204万台の1964年製、製造国はドイツ。最短撮影距離は0.7m。コーティングはアンバーとパープル。
ライツ黄金期に生まれた8枚玉は、その描写の素晴らしさと機能美溢れるデザインで、時代や国を超えて人気を集めるライカの準広角レンズです。
絞り開放付近では穏やかでやわらかな描写、少し絞るとグッと立体感が高まります。更に絞り込むとやわらかさを保ちつつも、鮮鋭な描写へと変化。実にライカなスタイル、ライカな描写。高い評価を保ち続ける不朽の銘玉。
適合フードはITDOO 、またはIROOA。フィルター径はE39。
鏡胴先端部とヘリコイドリングにごくごく薄い擦れが見られますが、パッと見では気付かないレベルです。全体的にとても綺麗な外観です。
2024年10月に専門業者にてフルOH済。絞りとヘリコイドの操作感は抜群の仕上がりです。距離計連動もバッチリ。
中玉に拭きキズが少々、またコーティングの傷みや荒れが多少見られますが、撮影への影響はまず無いでしょう。コーティングは全面残っています。実写テスト結果も大変良好でした。8枚玉らしい柔らかさを伴った、雰囲気のある写りをお楽しみいただけます。
純正UVaフィルターと前後キャップが付属します。