稀少、キヤノン 7 オリジナルブラックペイントと、夢の大口径キヤノン 50mm f0.95のセット。威風堂々たる佇まい。
1961〜64年に製造され、セレン式連動露出計、ファインダー倍率0.8倍、35/50/85/100/135mmのファインダー枠を内蔵したキヤノン 7は、実用機としても使い易いライカ・コピー機。
ボディの製造番号と一致した元箱付。元箱記載のようにレンズは当初50mm f1.8が付いていたようですが、本品には堂々たる大口径f0.95レンズと、それを納める速写ケースが付属します。レンズのフィルター径は72mm。
衝撃的なデビューを果たしたキヤノン 50mm f0.95は、当時その人気に生産が追いつかず、キヤノン 7と50m f1.8のセットなどを購入した方が、優先的に購入出来たとか出来なかったとか(確証はありません)。そんな歴史や推測をも物語る、稀少なセット。
今回、ボディ、レンズ共にバッチリ整備を行いました。是非とも使い込んで頂きたいセットです。
角部や底蓋に使用による黒塗りの擦れが見られますが、アタリや凹みは見られず、黒塗りもしっかり残った綺麗なボディ。探すのに苦労しますが、専用黒レンズ群が欲しくなります。貴重な純正黒塗りストラップ金具が付属。
2023年11月にボディOH、12月にレンズOH済。ボディのモルトは全交換済み。露出計も適正に作動しています。キヤノン7シリーズに散見される金属シャッター幕のヨレや折れも見られず、綺麗な幕です。ファインダーもスカッとクリア、二重像のコントラストもしっかりしています。
丁寧な整備によりレンズもスカッとクリア。目立った拭き傷やクモリは見られず、絞りやヘリコイドの操作感もスムーズです。
黒革ケースも良いコンディション(ストラップは欠落しています)。ボディNo.一致の元箱、レンズ前キャップが付属します。コレクションにもどうぞ。