とてもキレイなキヤノン f0.95が出戻って来ました!
1960年のフォトキナで発表されるなり、大きな賞賛を得たキヤノンの超大口径レンズ。新種ガラスを5枚使用、5群7枚構成。
元はキャノン 7/7s用の専用バヨネットですが、ライカ Mマウントへ丁寧な改造済。絞り開放ではかなり柔らかい描写と圧倒的なボケ味。僅かに絞るだけで解像力とシャープネスがグンと高まります。
試写結果大変良好。試写館をご覧頂ければ幸いです。主に絞り開放付近での撮影ですが、開放→1.4→f2と少し絞りを加えて描写が変化する様子も作例に加えています。
後玉がマウント面より飛び出しますので、取扱いにはくれぐれもご注意ください。
お客様に大切にお使い頂いた超大口径レンズが、はたまた出戻って参りました。今回で5度目の販売となります。
ローレットに若干の黒塗装落ち、被写界深度指標の横に小さな傷が見られますが、以前と変わらぬ良好な外観を保っています。
2019年にフルオーバーホールと同時に、大変丁寧な改造がなされた個体で、各部の操作感良好です。重くなりがちな0.95のヘリコイドも絶妙なトルク感。
距離計連動もバッチリで、超大口径レンズの絞り開放での撮影を痛快にお楽しみ頂けます。
ガラスは非常に綺麗な状態を維持しており、キヤノン0.95としては非常に程度の良い個体です。試写スタッフも気分高揚した一本です。