ライツのコードは、SOSTA/11018。159万台の固定鏡胴ズミクロン 50mm f2。本品は1958年製の一本。距離表記はfeet。
1954年のライカ M3発売から数年を経て、M型が主流となりつつある時代に、1160本と少数供給されたライカ Lマウントの固定鏡胴ズミクロンです。
ライカ IIIfや同年代のライカ IIIgあたりに装着すると、とてもスタイリッシュ。お持ちのバルナック・ライカの精悍さも倍増です。もちろん、アダプターを介してM型ライカ、デジタルカメラにも。
稀少。
鏡胴基部に一箇所、ヘリコイドと絞りリングの間のクロームに薄い擦れが見られますが、他は目立った傷は無く、固定鏡胴のズミクロンとしてはかなり綺麗な外観です。剥げがちなローレット部分のシルバー塗装も綺麗に残っています。
2023年10月にフルOH済。絞りリング、ヘリコイドの感触は申し分ありません。距離計連動、ピントも良好です。
ガラスには拭きキズやクモリは見られず、スカッと見事にクリア。コーティングも全面残っています。実写結果も大変良好でした。
固定鏡胴1stのLマウントでこのコンディションは、なかなかお目に掛かれないでしょう。