バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。
製造番号は93万台。1958年製。ライカMPやM3ブラック、軍用オリーブ、M2ボタンなどなど、魅力的なライカがわんさか出現してきた1950年代後半、ゴールデンエイジの製品です。
コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。ライカ M3の技術も投入、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵しています。ファインダーの見え味も素晴らしく、使い易さではダントツのバルナックライカ。
ファインダー接眼部近くに薄い線キズが2本、ファインダー対物側中央に小キズが見られますが、アタリや凹み、真鍮が出ているような箇所は無く、全体的にかなり綺麗な一台です。
当時のままのグッタペルカも良好なコンディションで、サラッとした握り心地。
2024年2月にシャッター幕交換を含むOH済。巻き上げ、シャッター、セルフタイマーなど、各部の作動滑らか、快調です。ファインダーの見え味もスカッとクリア、二重像のコントラストも良好。
実用に大変に向く、綺麗なIIIgです。