バルナック・ライカの最終モデル、ライカ IIIg。ライツの製品コードはGOOEF。本品の製造番号は94万台。1958年製。
ライカ MPやM2ボタンなどとほぼ同時期に製造された、戦後ライツ絶頂期の製品です。コストを惜しまず、設計・製造されたそのクオリティの高さは、眺めているだけでもウットリ。
ライカ M3の技術も投入され、パララクス補正付で50mmと90mmのブライトフレームを内蔵。ファインダーの見え味も素晴らしく、完成度ダントツのバルナックライカです。
こちらは長年コレクターさんが所有されていた個体で、往時の新品の雰囲気タップリな1台。コレクションにも好適です。
使用感ほぼ見られません。セルフタイマーの台座に線状の傷が2つほどと、底蓋に光の当たる角度によって見えるような微かな擦れ傷が見られる程度で、これほど綺麗なIIIgは稀少でしょう。
2024年6月にOH済。巻き上げ、シャッター、セルフタイマーなど各部の操作感滑らか。スローシャッターダイヤルのみやや固い操作感ですが、これは使い込んで行くうちに馴染んで来るでしょう。ファインダーの見え味もクリアー、グッタペルカも全面オリジナルでシボの目が立っています。なかなか得難いコンディション!