製造番号18xxx。1929年製造の近接旧エルマー付ライカ A型。
1913年にオスカー・バルバックが製作した3台のUrライカ、その後の31台のライカ 0(ヌル)型などの試作品を経て、1925年についに市場へと登場。世界中から賞賛を浴びた、記念すべきライカの初号機。ライツの製品コードは堂々たるLEICA。
本品は著名ライカコレクター、ポール・ヘンリー・ハスブロック氏(Paul-Henry Van Hasbroek)の著書、「Leica in Colour (邦題:ライカ図鑑)」に掲載されているライカ A型セットそのもの。日、英語版共に22ページに掲載されています。
A型ボディ、距離計共に距離表記はfeet。通常のシャッターレリーズ。近接エルマーの最短撮影距離は1.5feet。
ライカ A型旧エルマー付としては後の方のモデルですが、付属品も揃ってコンディションも良好、コレクションの華ともなる一台でしょう。
経てきた時代なりの塗装の擦れや小傷は見られますが、目立ったアタリや凹みは見られず、もうすぐ100年を経ようとする実用工業製品としては、かなり良いコンディション。
2024年5月にボディ、FODIS距離計共にOH済。各部の作動快調、ファインダーの見え味もクリアです。
レンズキャップ、マガジン2個、FODIS距離計、セット革ケース、元箱が付属します。
オリジナルコンディションを保ち、著名なコレクターが所有していた来歴、ボディのシリアル番号と元箱の番号も一致しており、正にリアルコレクチブルな一台。コレクションに。