1956年、キヤノンがライカ・スクリューマウントのレンズに力を注いでいた時期に登場した超広角レンズ。3群5枚構成。発売当時は超広角では最も明るい大口径レンズでした。距離表記はフィート。
絞り開放では、中心部の描写は大変シャープながら、周辺部はゆるやかに落ち、印象的な絵が撮れるレンズ。
キヤノンのオールド広角レンズ群は、良い雰囲気を醸し出すレンズが多いようです。デジタルライカMで撮影しても、色被りしないのは嬉しいポイント。
薄型コンパクトな鏡胴で、カバンに忍ばせスナップ撮影にも持ってこいの一本。
使用感ほとんど見られず、とても綺麗な外観です。
2024年2月にレンズのフルOH済。各部の操作感滑らかに仕上がりました。距離計連動もバッチリ。
中玉に以前の整備によるものと思われる軽微な拭き傷、レンズのフチにクリーニングで取り切れ無かった薄いクモリがわずかに見られますが、実写への影響はまず無いでしょう。実写テスト結果も良好でした。
専用ファインダーと純正前後キャップが付属します。