11310。1980年、カナダ製。ズミクロン 35mm 7枚玉の初期型。飛び出した距離調節ノブが特徴的なデザインで、海外では「Tiger Claw(虎の爪)」、またボケ味の良さから「Bokeh King」とも呼ばれています。
5群7枚構成のズミクロン 35ミリの第三世代・7枚玉は、ライカMの広角レンズとして正常進化を遂げています。外観は大分簡素化されましたが、描写はさすがのライツ。濃厚なボケ味と豊かな階調が得られる素晴らしい描写力と解像力、ミニマルな機能的デザインが魅力です。
133gと軽量なのも嬉しいポイント。同時代の適合フードは12524ですが、IROOAや12585、12504などもお使い頂けます。
店頭にて販売済となりました。ありがとうございました。
当店販売品です。2022年にフルOH済後当店にて販売、お客さまに大切に使われこの度当店に出戻って来ました。
丁寧な整備により、絞りリングやヘリコイドはギクシャクしがちな7枚玉とは思えない、滑らかな操作感です。ガラスも拭き傷やクモリは見られず、スカッとキレイに抜けています。
7枚玉の初期モデルは使い込まれた物が多く、使用感の無い個体にはなかなか出会えないのですが、本品は鏡胴、ガラス共に極上コンディション!距離計の連動、ピントも全域で良好です。7枚玉の良さは近年再認識されてきており、当店でも人気沸騰中。実写テスト結果も良好でした。