日本光学製。W-ニッコール 3.5cm f2.5、最終型。
1952年登場のニコンSマウント用35mm f2.5は、大きく分けて3タイプに分かれますが、本品は1959年頃に登場した鏡胴絞りと言われる最終タイプ。
W-ニッコール 35mm f1.8と共通のやや大ぶりで安定感のある外観デザインながら、重量は103gと歴代3モデルの中で最も軽量です。
初期の白鏡胴モデルよりも3割強も軽くなりました。レンズ構成は4群6枚、ダブルガウス型。絞り開放付近ではガウス型らしい周辺落ちで、オールドレンズらしい描写を味わえます。フィルター径は43mm、距離表記はfeet。
ニコン Sシリーズはもちろん、アダプターを介してミラーレスデジタル機でもお楽しみいただきたい一本。やや稀少なレンズ。35mm f1.8と共通デザインのf2.5最終型専用フードもややレアです。
使用感見られずとても綺麗な外観です。新品同様の外観と呼んで差し支えないでしょう。
2024年にレンズ清掃、絞りとヘリコイドのグリスアップを行っています。各部の動作スムーズな仕上がりです。
ごく僅かな拭き傷、中玉に強いLED光にかざしてやっと分かる程度の、ごく薄いカビ跡が見られます。実に惜しい!撮影への影響はまず見られないでしょう。
前後純正キャップが付属します。