ライカ IIIf レッドダイヤル。製造番号76万台。ライカM3登場の翌年の1955年製造。ライツの製品コードはLOOHN。
ライカIIIcの後継機として1950年に登場したライカIIIf、初期モデルはセルフタイマー無し、シンクロ番号表記が黒文字(ブラックダイヤル)でしたが、後に赤文字(レッドダイヤル)となります。本品は1954年にセルフタイマーが追加された、IIIfの最終型。
高い完成度と品質を誇るIIIfは、1957年までの8年間でバルナック型の中では最多の製造数を誇ります。生産台数が多いぶん価格もこなれており、トラブルも少ない定番モデル。これからライカを始めたい方にも良い選択肢でしょう。
コンパクトなA36エルマーを合わせれば、小型軽量で使い易さ抜群です。
トップカバーや底面、吊り環付近に少々擦れや傷が見られます。また三脚穴の周辺には三脚で使用した痕が見られますが、使い込まれた個体の多いIIIfとしては、まずまず良好な外観です。メッキも輝いています。
2026年7月にOH済。シャッターや巻上ノブの動作も快調、とても滑らかとなりました。距離計のプリズムに経年劣化が見られ、逆光時にはわずかに白っぽく感じられますが、通常の撮影では二重像もはっきりと確認でき、実用上の影響は無いでしょう。
綺麗なエルマー 50mm f3.5 レッドスケールを組み合わせれば、バルナック・ライカのザ・スタンダードセットの完成です。
今回の整備でリフレッシュ、定番バルナックのIIIfでスローなカメラライを。