1932年製のライカ DIIを、後年ライツにてライカ IIfにアップグレードした一台です。一見リペイントにも見えるややチープな塗りですが、ヨーロッパでは稀に見掛けるタイプの純正改造品。今となってはその剥げ具合も良き雰囲気です。
ボディサイズはコンパクトなライカ DIIながら、1/1000シャッター、視度補正、シンクロ、吊り環などが付き、より実用的な一台となっています。黒&クローム、いわゆるセミクローム。ツボを押さえた玄人好みのモデルですね。
2019年のドイツ仕入れ物件です。ファインダー・ハーフミラー交換を含むOHを行った後当店で販売。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻って来ました。前オーナー様は最近まで実用されており、絶好調との事でした。
ファインダーもスカッと見やすく、実用にちょうど良いコンディション。赤エルマーはもとより、ズマリットやクセノンなどの大口径のクロームメッキレンズも良く映える、ちょっと小ぶりなセミクロームボディです。