今回の特集では13個のFISONを一気にご紹介していますが、本品は10番目のバージョン。 10/13
駆け足で辿ったFISONのヒストリーも終わりが近づいてきました。この辺から良く見かけるFISONに近いシェイプや刻印となってきます。色はまだ黒いですが😃
「留めネジ付、真鍮に先端アルミ、クロームねじ、一段刻印」。
エルマー 50mm f3.5用フード。
黒塗りFISON、ねじ付きの最後期モデル。少し前の先端アルミ、クロームメッキねじのままですが、フード部は「Elmar 5cm」のみの刻印、「E.Leitz Wetzlar Germany」はフード基部へと変更になりました。
たったこれだけの変更で、それまでのクラシカルな佇まいから、一気にモダンに見えるフードとなるから不思議なものです。
刻印はアルミ地へ直接彫り込まれており、そこに白のペイントが入ります。FISONフードの大転換期です笑
フード基部は真鍮製ですが、フード先端やレンズ装着部分の板バネはアルミ製。全面に美しいブラックペイントが施されています。ペイントの質感も以前のピアノブラックのような艶感のあるものから、後のM型黒塗りにも通ずるマットブラックへと変更されています。
重量は約9.4gと軽量です。戦後の赤エルマーの時代のFISONにも近いデザインとなってきます。モダンFISON初期型黒とでも名付けましょうか笑
稀少品。
鏡胴基部にわずかなペイント落ちが見られますが、時代を考えればとても良いコンディション。ゆがみ等は見られません。
A36エルマーへの装着確認済み。この時代となると、サイズにもゆとりが出てくるようで、赤エルマーにも容易に装着が可能です。