ライツの卓上三脚。三脚ネジは細ネジ。製品コードはTOOUG、後の14100。
本品は最初期モデルではないですが、TOOUGの初期モノ。六角の旧E.LEITZロゴ。一番の特徴は足が短い短足バージョン。最初期の出べその次のバージョンと思われます。珍しいアイテム。
1949年に小型雲台FOOMIと共にセットでTOOUGの製品コードで販売開始、その後1952年には三脚単独で発売されるようになったようです。本品は初期のTOOUGと思われ、後のTOOUGよりも大分コンパクト、脚の長さはそれぞれ3cmほど短く可愛らしい印象です。
この三脚を譲ってくれたオランダのコレクターさんによると、TOOUGは胸に当てながら使う事もあったため、この長さでは足りず、脚が延長されたと言われています(真偽は不明です)。
三脚本体はアルミニウムの鋳物で成型され、見事な結晶塗りが施されています。ライツらしい非常に高精度なつくりで、惚れ惚れする操作感。軽い力でビシッ!と止まります。小物にも手を抜かない実にライツらしいアクセサリー。
各脚の接地部にわずかに塗料落ちが見られますが、全体的に使用感も少なく綺麗な外観です。各部の作動感もしっかりしています。
2022年夏のヨーロッパ買い付け物件です。