37万台。1937年製造。ピントリングのローレットが2本の初期型、通称ツーバンド。銘板にTaylor-Hobson刻印は無く、ライツ・クセノン名のみ。5群7枚構成。最小絞りはf9。m表記。トロニエ博士の設計、戦前のライツを代表する大口径レンズです。本来はノンコートですが、戦後にライツ純正コーティング処理がガラスの全面に施されている個体です。コーティングの恩恵で本品は開放でもフレアが抑えられ、コントラストもしっかりした描写。製造から80年有余年。特有の軟らかで繊細な描写は、時代を超えて人の心を捉え続けます。
2019年12月にフルOH済。絞り、ヘリコイドの操作感は実になめらかに仕上がっています。距離計連動もバッチリですので、絞り開放から気持ちよく撮影をお楽しみ頂けます。外観は軽微な擦れが少々見られますが、製造年代を考慮すればかなり綺麗といえるでしょう。前玉には軽微な拭き傷が少々、中玉と後玉にコーティングの荒れや白みがみられますが、描写への影響は殆ど無いレベルです。外観もガラスも、キズだらけの個体が多いクセノンの中ではかなり良いコンディションでしょう。実写結果良好。試写館をご覧頂ければ幸いです。
Xenon 50mm f1.5 (L)
クセノン 50mm f1.5 (L)
- マウント:
- ライカ L
- 付属品:
- front cap, copy rear cap.
- コンディション:
- 93% B 良上品
- 保証:
- 6ヶ月保証付
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レア度について
★ | 現行品。生産完了品でも入手は容易。 |
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★★ | 少し探せば入手可能。 |
★★★ | やや少ないアイテム。1~2ヵ月に一度入荷します。 |
★★★★ | 珍品。年に一度出てくるかどうか(お店によります)。 |
★★★★★ | 超珍品。5~10年に一度扱えるかどうか(お店によります)。 |