1953年に発表されたレクタフレックス 1300。フランス向けに出荷された一台で、アイピース付近に「Telos Paris」と、代理店の刻印があります。ドイツからはSchneider、Zeiss、Kilfit、SchachtやVoigtlander、Rodenstock。フランスからはAngenieux、SOM Berthiot、Boyer、オランダからはOld Delft。母国イタリアからはGalileo、Filotecnicaなどなど、レンズマニア垂涎の交換レンズ群が用意されていました。
2018年6月にシャッター幕交換を含むビッグメンテナンス済。シャッター速度は低速側が全体的に少々速めですが、レクタとしては全体的に作動快調です。外観は底蓋に少々の擦れが見られるものの、その他の部分は綺麗な状態です。付属のレンズ(3群4枚構成)は前玉に浅い拭き傷がやや多く見られます。クモリやチリの混入はありません。フイルム面、フォーカシングスクリーンの両方にて無限遠確認済。プリズムも綺麗で、気持ちよくバンバン実用いただけるレクタフレックスです。