ヘクトール 50mm用UVフィルター FB-19 登場です❗

1931年発売の大口径標準レンズ、「ヘクトール 50mm f2.5」。
最初期のライカレンズ「Anastigmat(のちのElmax)」、「Elmar」を設計したマックス・ベレクによる銘玉です。

多くのコアなライカファンを虜にしてきたこのヘクトールですが、ユーザーの誰もが抱える悩みがフィルター探し。
発売当時はエルマー用と同じA36の被せフィルターが標準でしたが、絞りを操作するたびにフィルターを脱着する必要があり、不便さがありました。
また、ヘクトールは製造本数が少なく、適合フィルターが無いため、良好なガラスコンディションを保つ事が難しいレンズでもありました。

これらの悩みを一挙に解決する、専用フィルターを製作しました。

本製品のアイデアは、ブラックペイントライカファンにはお馴染みの、当店を長年ご愛顧いただいているHektor50氏の発想によるもの。
「限りあるヘクトールレンズを、少しでも良い状態で」という氏の思いから生まれました。
本製品は、好評販売中のポケット付きカメラポーチに続くコラボレーションアイテム。

かつて国内で製造され、10年前にはすでに入手困難となっていた、氏所有のフィルターを参考に、デザイン・設計はレリーズでお馴染みの「なにがし」に依頼しました。

フィルター枠は、「なにがしレリーズ」や「絞り操作機能付エルマー&ヘクトールフード」と同様、高品質な真鍮削り出しを採用。
ヘクトール 50mm f2.5に調和するよう、フィルター側面には縦溝のローレット加工を施し、デザインと操作性の双方に配慮しました。
試作段階では、ピッチ幅違いのサンプルを複数製作。最もしっくりくるピッチのローレットを選び抜いています。
仕上げには黒染めを施し、ニッケル、クローム鏡胴いずれにも馴染む佇まいです。

フィルター枠は可能な限り薄く設計。
多少の個体差や相性はありますが、本フィルター装着時にも山高キャップの装着が可能です。

特注のフィルターガラスは、日本の老舗フィルターメーカーにてOEM加工製作。
ガラスはドイツ・ショット社製を採用しています。

フィルター枠同様、コーティングも検討を重ね、往時のライツ製UVaフィルターの色味を意識。
ごく淡いマゼンタ色のモノコートを施しながらも、一見ノンコートのような自然なルックスに仕上がっています。
時折ふと見えるわずかな色味に至るまで、ヘクトールレンズとの自然な一体感を目指しました。
機能面としては、レンズ本来の描写を損なうことなくUV波長帯を緩やかにカット。可視光域の透過を重視した設計としています。

構想10年、設計から製造まで約1年。
ライカA型(ヘクトール付)、ショートヘクトール、クローム鏡胴ヘクトールなど、すべてのバリエーションへの適合を目指し、試作を重ねてようやく完成に辿り着きました。
Hektor50氏によるコレクター視点、フラッシュバックカメラのノウハウ、デザイナーによる造形、フィルターメーカーの協力や卓越した職人の旋盤加工。
それぞれの視点と技術を積み重ねながら、本製品は完成しました。

満を持して、全世界のヘクトールファンへお届けします。

フラッシュバック謹製「ヘクトール用フード FB-10」と併用することで、保護性能・操作性ともに最上級の使用感を実現します。
製作加工から塗装に至るまで、すべて日本国内の職人による仕上げです。
All Made in Japan。

ヘクトールレンズは今年で誕生から95年。
これからも続いていくであろうその時間に、本フィルターが寄り添う存在となれば幸いです。


↓ YouTubeの動画もご覧ください。

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