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Orion Contax - Leica Adapter
珍品オリオン・リング。本品はコンタックスマウントのレンズをライカスクリューマウントに変換するアダプター。カプラーとも呼ばれます。後にミランダカメラとなるオリオン精機を設立した萩原彰氏が、大学で1年後輩だった大塚晋太郎氏との共同作業により開発した、記念すべき製品第1号。当時大変に評判となったようですが、現存数は極めて少なく、幻とも言われていました。このカプラーの成功の後、ライカ用小型ミラーボックス「Mirax(ミラックス)」、4群4枚構成のSupreme(スープリーム) 100mm f2.8などを発売した後、試作品のPhenix(フェニックス)を経て日本初のペンタプリズム式35mm一眼レフ、ミランダ Tを発売、ミランダの歴史がスタートします。参考:クラシックカメラ専科 No.64 「ミランダの系譜」
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Orion Nikon S - Leica Adapter
珍品オリオン・リング。本品はレンジファインダー・ニコンマウント(ニコン S)のレンズを、ライカスクリューマウントに変換するアダプター。カプラーとも呼ばれます。後にミランダカメラとなるオリオン精機を設立した萩原彰氏が、大学で1年後輩だった大塚晋太郎氏との共同作業により開発した、記念すべき製品第1号。当時大変に評判となったようですが、現存数は極めて少なく、幻とも言われていました。このカプラーの成功の後、ライカ用小型ミラーボックス「Mirax(ミラックス)」、4群4枚構成のSupreme(スープリーム) 100mm f2.8などを発売した後、試作品のPhenix(フェニックス)を経て日本初のペンタプリズム式35mm一眼レフ、ミランダ Tを発売、ミランダの歴史がスタートします。参考:クラシックカメラ専科 No.64 「ミランダの系譜」
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Leica KE-7A Military + Elcan 50mm f2
米国軍用ライカ KE-7A。1972年製。KE-7Aには民生用のシビリアンもありますが、本品は実際に米軍に納入されたミリタリーモデル。カナダライツ製(Midland)。ベースはライカ M4ブラッククローム。付属のエルカン 50mm f2は、6枚玉ズミクロンのような外観ながら、4群4枚構成の独自設計です。絞り開放では、フワリとしたかすかなフレアを伴う穏やかな描写を味わえます。エルカン専用フード、フードキャップ、ケース、そして通常のKE-7Aセットに付属する56ページのマニュアルでは無く、実際に米軍に配布された99ページのマニュアルが付属します。珍品。
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Hasselblad 500C + Planar 80mm f2.8 + C12
スウェーデン製ハッセルブラッド 500Cの新品同様品。ボディ、マガジン共に1965年製で、レンズ含めて新品当時からの一式で、スウェーデン国内で販売された個体です。1957年に登場し、1970年まで続いたロングセラーモデル。優れた描写のツァイス製レンズが40mmから500mmまで9本が用意され、シンクロ接点は全速同調。プロフェッショナル用中判カメラとしての不動の地位を築いた銘機です。巻き上げてシャッターを切る一連の動作と作動音には心が躍ります。ボディ、レンズ、マガジンのシリアル番号が一致するスウェーデン語の保証書と取扱説明書、純正ストラップとストラップ用の取扱説明書が付属と非の打ちどころが無いセット。引き蓋も使用感の無い新同品。よくぞこのコンディションで残っててくれました!
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Exakta Real + Travenar 50mm f2.8
1966年、Ihagee West社製。戦前エキザクタの名機の数々を設計したIhagee Dresdenの技術者が、理想を追い西側へ亡命して作ったカメラ。西ベルリン(西独)工場製。
右手/左手用に二つレリーズが付いています。メジャーなドレスデン製エクザクタの左手巻き上げとは異なり、本機は右手巻き上げレバーの一般的なタイプとなりました。クイックリターンミラー。ファインダーは後ろに引き抜く方式で交換可能。
東独製のエギザクタと比較すれば、このレアルは大きな進化でしたが、当時日進月歩だった日本製一眼レフの前では特にアドバンテージも無く、わずか1年程度しか製造されませんでした。この後は日本製OEMのカメラのみの販売となり、西ベルリン製のエキザクタはこの機種のみ。ちなみにブラックペイントモデルも少数存在します(当店の珍品ギャラリーにも掲載)。
レンズは以前のエキザクタより大径化され、自動絞りに対応。本品は旧エクサクタの38mmバヨネットレンズを、エクサクタ・レアルの46mm径マウントに変換する激レアなアダプターが付属します。本品はシリアルNo.1168、1000台と少しが作られたと言われる、エクサクタレアルの中でも終わりのロットです。珍品。
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Rentgen Xebec 50mm f1.5 (M改)
1942年頃に製造されたと思われる国産レントゲン撮影用レンズ、XebecのMマウント改造品です。K.O.L.社のジーベック 50mm f2は、国産ライカ・コピー機の金字塔、ニッポンカメラにも装着されていた事でも知られています。故森亮資氏の研究によると、日本初のレンズ専業メーカー上代光学研究所が開発し、産業統制のもと製造会社が生産した模様です。本来はカメラ用に開発された技術を転用して生まれたレントゲン・ジーベックが、更に改造を経てカメラ用に戻るというのは何とも不思議なお話ですね。珍品。委託品。
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Hugo Meyer Kino-Plasmat 75mm f1.5 (L)
フーゴ・マイヤー社のキノ・プラズマート 75mm f1.5、純正ライカスクリュー。1932/33年の製造。50mm f1.5やマクロ・プラズマート 35 / 50mm f2.7と共にレンズマニア垂涎の一本。AnastigmatやPlanar、Tessarの等数々の銘玉を発明したルドルフ博士の設計です。様々なバリエーションがあり、珍しいところではコンタックスマウントも存在します。本品は黒/クローム。以前は年に数本出て来ましたが、近年大変少なくなりました。お客様からのお取り寄せご依頼にて販売しました。珍品。
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Summicron 50mm f2 (M) Black Paint
214万台。1965年製。ズミクロン 50mm f2、固定鏡胴・後期型のブラックペイント。黒塗りに赤文字が精悍です。赤文字(レッドスケール)でもラストの方のロット。黒塗り部にはフツフツとしたあぶく、手の触れる箇所の真鍮も自然に出ています。経年の味わいも深く、実に良い雰囲気。黒塗りのライカ M3、MP、M2、M4に是非合わせて頂きたい一本です。純正前後キャップ付。レンズと雰囲気の合ったブラックペイントの前キャップ、初期の黒く薄いタイプの後キャップ付。
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Noctilux 50mm f1.2 (M)
11820。225万番台、1968年製の初代ノクティルクス f1.2前期型。1966年に発売されたライツ初の非球面ガラス採用レンズ。4群6枚構成。夜の光を意味するノクチルックスは、微弱な光をとらえて作画できるよう高いコントラスト再現性をもち、独特の周辺落ちとボケ味から独自の世界を描きます。本品は少々の使用感は見られますが、ガラスの状態は良く、ピントも大変良好な個体です。個性的なライツのレンズ群の中でも圧倒的な異彩を放つ、唯一無二のレンズ。付属のフード、前後キャップ、シリーズ 8フィルターも全て純正品です。
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Leica A / DIII + Elmar 50mm f3.5 Early
ライカ A型発売初年度1925年製のボディを、1930年代の半ばにライツにてDIII型へ純正改造した一台。ボディのシリアル番号は99x、何と3桁!番号的にはElmaxのロットですが、昔から旧エルマー付A型の最初期の一部はエルマックスがあるとも言われており、またElmaxからElmarへとレンズ名が変わり始めるのは1000番付近からで、両レンズが混在すると言われています。本品は正にその端境。OHの際にもElmaxのつくりと似ているところは多いとの事でした。詳細は謎ですが興味深い一台です。純正前キャップ付。
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Zunow 35mm f2.8 (Zunowflex)
カメラ史に残る一眼レフの金字塔、ズノーフレックス専用の広角レンズ。標準のズノー 50mm f1.8の他に、58mm f1.2、100mm f2、そしてこの35mm f2.8が用意されていましたが、実際の製造本数は3種類合わせても100本に満たないとも言われています。特に35mmは幻でしょう。超珍品。過去に当店で販売、海外のコレクターさんが所有していましたが、この度お客様のリクエストにより買い戻しをさせて頂きました。晴れて母国に帰ってきた珍品ズノーレンズです。お帰りなさい!
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Summilux 50mm f1.4 (M) Black Paint
170万台。1959年製のズミルックス 50mm f1.4初期玉ブラックペイント。レッドスケール。逆ローレットやブラスの最初期では無いですが、初期モノの雰囲気を湛えた実に精悍な印象です。もちろんフルオリジナル。見た目も描写も申し分の無い一本です。ブラックペイントのM型ライカに併せてみたいお客様からのお取り寄せご依頼にて販売いたしました。
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
秀逸なデザイン、ライカコピー機ウィットネス。製造は英国のPeto Scott社、販売はイルフォード社。台数は350台以下。銘玉ダルメイヤー・スーパーシックスは4群6枚構成のダブルガウス。開放付近での繊細な線も美しく、気品溢れる描写。専用バヨネットながらライカLマウント互換。最短3.1ftまで距離計連動。非連動ながら1.8ftまで近接が可能です。タイプライターで作成された当時の書類や、残金の支払いが完了し本人所有となったことを示す書類も付属。今も昔もイイものは頑張らないと手に入らないのですね(笑) 珍品。
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Hugo Meyer Primoplan 75mm f1.9 (L)
Meyer Gorlitz製。1938年製。4群5枚構成、エルノスター型の発展型。m表示。純正ライカマウントですが、距離計には非連動のタイプ(Ohne Kupplung刻印あり)。戦前プリモプランはズシリとした真鍮鏡胴が特徴的です。開放ではやや暴れますが、少し絞るとしっとりと優美な描写へと変化します。ボケも柔らかく穏やか。エキザクタ用の80mm f1.9は比較的良く見かけますが、75mmは珍しい。同レンズで距離計連動タイプも存在しますが、今や高嶺の花に。非連動の本品はライブビューでお楽しみください。
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Leica M2 Black Paint
ライカ M2ブラックペイント、初期ボタン巻戻し。9486xx。初期の初期です。各部のパーツはオリジナル、全て合っています。ブラックペイント部にもタッチアップなどは見られず、実に良い雰囲気。同じくペイントの初期リジッドズミクロン 50mmや8枚玉ブラックペイント、ライカビット MP黒あたりと組み合わせてみたい一台です。お客様からのお取り寄せご依頼にて販売いたしました。
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Leitz Combination Case for Leica M2S KS15-4
CAMERA STILL PICTURE KS15-4、通称ライカ M2S用のセットケースです。ライカ M2Sは、M2のボディに後継機M4と同じラピッド・ローディング方式を組み、米陸軍向けに製造されたモデル。本ケースにM2S KS-15(4)ボディや交換レンズ、露出計などを入れて持ち運んだのでしょう。ストラップはありません。やや使われてはいますが、革の状態はまだまだ良好です。稀少品。*Ship to Japan only.
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Dallmeyer Dallac 85mm f2 (L)
英ダルメイヤー、ダルコートが美しいダラック 8.5cm。4群6枚、ダブルガウス型。1940年代後半製造。Cooke&Perkins製のアルミ鏡胴も良い作りで、英国製品らしく端正なデザイン。当時、「ダルコート」「軽量金属鏡胴」「高解像力」がウリで、ライカLマウント用として単体販売されていました。実測398g。本品は鏡胴、ガラスともに極上のコンディション。これまで20本弱のDallacを取り扱ってきましたが、本品は文句無しにベストの一本。こんなのもう出て来ないだろうなぁと思うと、売り惜しみしたくなります...
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Daron 50mm f2.9 (L)
Witness用ダロン。量産性とF値の暗さから、すぐにSuper-Six 2inch f1.9へと替わり、初期ロット約250台に対し僅か160本程度が供給されました。Illford社の支援の元、Taylor-Hobson社の製造設備が供給されたNSE社による設計と製造。設計者はユダヤ人Robert Sternbergで戦前のライツでカメラ設計に携わっていましたが、大戦前に渡英しエンサイン社で仕事を得ました。ライツIII世が就職に困らないようにと記した紹介文に救われた様です。人間模様にも胸が熱くなる一本。
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Olympia Sonnar 180mm f2.8 (Contax)
コンタックス II型の時代のオリンピア・ゾナー 180mm f2.8。本品は珍しいダイレクトマウント。専用ファインダー付。180mmファインダーの型番は436/11、ユニバーサル・ファインダーは436/7。
製造本数50本程度の珍品です。
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Nikkor 50mm f1.1 (L)
ノンライツのライカスクリューマウントレンズ、ニッコール 50mm f1.1です。f1.0近傍の超高速大口径レンズ、国産四天王の一本(注:勝手に命名。ズノー、ニッコール、フジノン、ヘキサノン)。1956年の発売。6群9枚構成。feet表示。ニコン Sマウントは内爪、外爪合わせて2500本程度が製造されましたが、Lマウントはわずか200本程度の製造です。ガラスがタップリ詰まった迫力ある造形です。実測で456g。コンディションも素晴らしく、レアな一本。コレクションにも。珍品。
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Hexanon 60mm f1.2 (L) Original
名門・小西六写真工業が1955年に発売した渾身のライカ L用レンズ、ヘキサノン 60mm f1.2。国産大口径レンズ四天王の一本(Zunow 50/1.1、Nikkor 50/1.1、Fujinon 50/1.2、Hexanon 60/1.2)。空気層を採用した6群8枚構成。戦後日本カメラ史を語る上でも重要な一品。専用ケースには、フード、ファインダー、フィルター3種を収納。フードやファインダーを探すのは昔から至難のワザ。生産本数は多く見積もっても300本程度の稀少玉。ガラスがマトモな個体は更なる珍品です。
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Leica M4 Black Paint
118万1千番台のM4ブラックペイント最初期。通称1181。1967年7月出荷うちの一台。主に報道、プロ写真家向けに製造された最初期の500台は試作品とも位置付けできるでしょう。最初期ロットは様々なバリエーションが存在しますが、こちらの個体は見事にパーツ構成も揃っており雰囲気も見合ってます。大切に使い込まれた本個体の塗装は出荷時のマットな雰囲気から艶のある状態へ変化。これぞ正に景色!知る人ぞ知る1181コレクターさん愛蔵の1台をお譲り頂きました。しっかり次のオーナー様へ繋がせて頂きます!珍品。
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Summicron 50mm f2 (M) Black
226万台、1968年製。第2世代の最初期。この番号帯のみに見られる、5群6枚の新設計レンズを第1世代の鏡胴に入れ込んだ端境期のモデル。A型に始まり、M3やズミクロンやズミルックス 35&50mm初期、ノクチ f1.2、近年ではアポズミ 50mm等、ライカの初期モノはいつの時代も気合いが入りまくり、質感、デザイン、性能面で人々を感動させてくれますが、この6枚玉最初期モデルもライツの執念を感じる一本。1stの端正なデザインを継承し、ブラッククロームにもブラックペイントにも良く似合うデザインも秀逸です。珍品。
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Summilux 50mm f1.4 (M) Black Paint
11114。ズミルックス 50mm f1.4 第2世代、ブラックペイント最終モデル。222万台、1966年製。ライカ M3ブラックペイント最終バッチと同じ製造年。ズミルックス第2世代のデザインを基調としながら、ヘリコイドは第1世代の面影を残しています。ズミクロン 50mmにも同じようなバージョンがありますね。端境期の製品です。また、このロットではオールブラッククロームとブラックペイントのモデルが混在します。ややこしいですね。黒塗り箇所は距離表示部と鏡胴基部のネジのみですが黒塗りの質感は保っています。稀少。
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Super-Angulon 21mm f4 (L)
ライツのコードはSUOON、後に11002K。シュナイダー社製造の4群9枚構成レンズ、スーパー・アンギュロン 21mm f4のライカ・スクリューマウント。160万台。1958年製。初年度に製造されたLマウント98本のうちの1本。最短撮影距離0.4m(距離計連動は0.7mから)。ライカ IfやIg、21mm単体ファインダー、純正フード IWKOOと組み合わせて一度は使ってみたいレンズですね。ライカM型のデジタル機では、周辺が色カブリします。オリジナル Lマウントは製造本数1462本とやや稀少です。
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Staeble Super Choro 35mm 3.5 (L)
パクセッテ(Paxette)のレンズで知られる、独Staeble社のライカLマウント。パクセッテ・スクリューマウント用(同じく39mm)では無く、純正ライカ Lマウントはかなり珍しいと思われます。ちなみにパクセッテ用はフランジが異なるので、ライカで撮影するとボケボケとなります。銘板に-L-マークが入った本品は、ライカにて距離計連動バッチリ。スペック的には取り立てて特徴は無く、当時は廉価なレンズだったと思われますが、なかなか味わいのある写りを楽しませてくれます。稀少品。
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
今まで見た中で一番きれいなWitness!
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Rolleiflex 2.8B
ローライフレックス 2.8B。レンズはCarl Zeiss Jena製のBiometar 80ミリ付。2.8Bは1952年8月に製造開始されましたが、翌53年5月には生産終了と、2.8Aに続き非常に短命に終わったモデル。主に北米と南米に向けて販売されたようです。ビオメーター付2.8Bは使い込まれたものばかりですが、本品はなかなか良いコンディション。テッサーとも、プラナーともクセノタールとも違うビオメターの描写。名前も良いですねぇ。お探しの方も多いでしょう。珍品。
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Angenieux 50mm f1.5 Type S21 (Exakta)
銘玉アンジェニュー 50mm f1.5、Type S21前期型。オールドレンズ・ファン垂涎の1本です。エキザクタ・マウント。feet表記。プリセット絞り。1953年製、本レンズのデビュー初年度です。ダブルガウスの4群6枚構成。美しいベールのようなふわりとしたフレアと豊かなボケ味がたいへん美しい開放描写です。ガラス、鏡胴ともに大変コンディションの良い個体です。アンジェ S21前期型でこれほど良い状態を保つ個体は希有でしょう。アルミ製の純正前キャップが付属。珍品。
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Hugo Meyer Kino-Plasmat 2inch f1.5 (L改)
Hugo Meyer社製のキノ・プラズマート 50mm f1.5。GorlitzとNew Yorkの刻印。アナスティグマートやプラナー、テッサーなど名だたる銘玉を世に出したパウル・ルドルフ博士による設計。1930年頃の製造。鏡胴はブラック&ニッケル。4群6枚ながら、レンズ中心に凸レンズが向かう独自の構成。本品は映画用と思われるレンズヘッドを、ライカ・スクリューマウント用に改造した個体です。独特の描写で昔から大変人気のある伝説的なレンズ。お客様からのリクエストで入荷しました。描写も連動も大変良好な一本です。
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Ross Xtralux 50mm f2 (L) Rigid
名門・英国Ross社の大変珍しいライカ・スクリューマウント、エクストラルクス 5cm f2。固定鏡胴タイプ。このすぐ後には沈胴タイプとなるようです。コーティング有。10年に一度くらいしか見掛けない、かなりの珍品レンズです。
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Rectaflex Lichtenstein + Biotar 58mm f2
1956年、リヒテンシュタイン公国で作られた珍品レクタフレックス。付属のレンズも珍しいビオター58ミリ。生産台数は数百台と言われています。海外では40.000シリーズとも呼ばれます。レバー巻上げ、新しいペンタプリズムデザイン、プラスチックで目に優しい接眼部など、各部改良が施されています。ルビー軸受けのスローガバナーも有名ですね。クオリティ過剰感アリアリのレクタフレックスの最終モデル。七宝焼きのリヒテンシュタインのクレストも格好良いですね。レアな専用ビオター 58mm付。珍品。
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Xenon 50mm f2 (L)
珍しい沈胴クセノン 50mm f2、ライカ・スクリューマウント、オリジナル。この少し前のロットはノンコートの様ですが、本品は全面に淡いパープルのコーティングが施されています。4群6枚構成。クセノン 5cm f2は、コダック・レチナやレクタフレックス用が良く知られていますが、純正Lマウントは生産数も少なく珍品です。名門シュナイダーのレンズらしく、解像力は高く、絞り開放から安定した良い描写。発色も自然で、カラー、モノクロ共に雰囲気のある写りです。付属の非純正フードが装着すると、周辺が僅かにケラれます。稀少品。
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Leica A / Standard + Elmax 50mm f3.5
製造番号は3xx。1925年製。AnastigamatからElmaxへと名称変更されたすぐ後の個体です。おそらく2回ほどライツによる純正改造が行われ、ライカ A型からスタンダードへ改造されています。エルマックスは距離計連動に改造され、現行のデジタル Mでも撮影を楽しめます。2020年にレンズはフル・オーバーホール済。レンズ内部もオリジナルである事を確認済みです。実写結果大変良好でした。エルマックスはやはり凄い描写です。見事な立体感、解像力。試写館をご覧頂ければ幸いです。
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Som Berthiot Flor 90mm f3.5 (L)
仏SOM Berthiot社製のフロール 90ミリ。Lマウントのベルチオはその製造期間の短さから、どれもかなり珍しいレンズです。Flor 90mmにはf2.8も存在しますが、こちらはf3.5。本品は真鍮製の鏡胴で、レンズ先端や絞りリングはアルミ製。ベルチオらしい淡いブルーのコーティングが美しい。最短撮影距離は1メートル。距離表記などにまだ試作品の雰囲気を残している印象です。珍品。
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Gamma III + Angenieux 50mm f2.9
大変ユニークな機構を持つイタリア製ライカコピー機、ガンマ IIIとアンジェニュー 50mm f2.9 Type Z2のセット。本品はライカ・スクリューマウントとなったガンマ最終モデル、III型です。1950〜51年の製造。ダブルマガジン式(パトローネ使用可能)。シャッター幕は金属製でラウンド形状です。距離計コロはマウント下部にありますが、ライカLマウント互換で、様々なレンズが楽しめます。斬新な設計、デザイン最高、組み立ては?の実に伊達な一台。カメラ界のランボルギーニ・ミウラと呼びましょうか。珍品。委託品。
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Som Berthiot Tele-Objectif 75mm f2.5 (L)
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Hugo Meyer Makro-Plasmat 50mm f2.7 (L改)
Hugo Meyer社製のシネ用マクロ・プラズマート 50mm f2.7、ライカ・スクリューマウント改造品。レンズ界のレジェンド、パウル・ルドルフ氏の設計です。マクロプラズマート 50/2.7で良く知られているのは、近年ではかなりのレアレンズとなった58万台のライカ Lマウントですが、本品は96万台、1938年頃の製造です。小振りながらもなかなか立派なつくりのブラック&クロームの鏡胴。なかなか丁寧な改造で、ズマールの鏡胴に入れ込まれています。委託品。
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Nokton 50mm f1.5 (L)
非常に綺麗なライカ・スクリューマウントのノクトン 50mm f1.5、最初期型。ライカ・ノクトンには製造期間は短いながら、多くのバリエーションがありますが、本品は銘板に「VOIGTLANDER BRAUNSCHWEIG」の刻印が入った、初期も初期のモデル。三本黒帯。重量は268g。初期型特有の淡いブルーコーティングと青い絞り羽根は吸い込まれそうな美しさ。数あるライカ用レンズの中でも、1、2を争う圧倒的なカッコ良さですね。目が合うとシビれます。ヨーロッパのコレクターさんから譲り受けました。珍品。
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Leica M3 + Summicron 50mm f2
新品同様のライカ M3とマッチングの沈胴ズミクロン 50mm f2。元箱底に印字されている製品コードは、ISUMO-M3。M3ボディ単体での製品コードはIGEMO、ズミクロン付セットはISUMOですのでバッチリ合っています。ボディは80万台で1955年製、レンズは135万台で1956年製ですが、出荷は同時期でしょう。元箱の製造番号もボディ、レンズ共に一致。取説は1955年後半のもの。全て合っています。本品はボディ、レンズ共に使用感の見られない新同品。このレベルのM3は10年に一度出るか、出ないかでしょう。
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Leica A / DIII + Elmax 50mm f3.5
1926年に出荷されたライカ A型エルマックス付のライカを、1933年頃にライツにてライカ DIII型へ純正改造した一台です。A型初期のアナスチグマットとエルマックスは、3群5枚構成。次の旧エルマーから3群4枚構成となります。本品はElmaxの銘板はオリジナルを残したまま改造され、初期の小文字フォントやなだらかな傾斜のついたツバなど、A型初期の特徴を残します。ヘリコイド番号は0番。距離表記はメートル。単にライカ DIIIとしてみても、かなり程度の良い個体です。珍品。委託品。
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Leitz Extention Winding Knob AQOOT
ライツの製品コードはAQOOT / 14014。バルナック・ライカ用の巻き上げノブ・エクステンション。アルミ製でライツの刻印も無く、存在を知らなければジャンク箱入りしてしまうアイテムかも知れません。モノだけ見ても何だか良く分かりませんが、ボディに装着すると貫禄十分で、お持ちのライカを引き立てます。是非ともスウェーデン軍用のライカ IIIfやIIIgに付けてみたいところですね。製造数の非常に少ないアクセサリー。珍品。参考:中村信一著、ライカのアクセサリー (下) 179ページ。
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Leica Pistol SCNOO Black/Nickel
SCNOO。1935年登場。ライカピストル。ブラック/ニッケル。左手で軽やかに巻き上げられるようになる便利アイテムです。製造番号159000以降のライカ DII/DIII/IIIa等に装着可能。それ以前のモデルでも、巻上げ軸に切り欠きを入れる改造を行えば使用できます。装着すれば、お手持ちのバルナックがとてつもなくカッコよくなります。ニッケルの輝きも美しい。ブラック・ニッケルのバルナックをお持ちの方の、マストバイ・アイテム!稀少品。
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Hexanon 50mm f3.5 (L)
小西六写真工業社製、ライカスクリューマウント。ヘキサノン 50mm f3.5、プロトタイプ。シリアル番号はLBから始まっています。LBとはラボ(試作品)を意味しているそうです。m表記。国産ライカコピー機に装着されているヘキサー 50mm f3.5は、3群4枚のテッサータイプですが、本品は3群5枚構成。ヘキサーと非常に似た外観ながらレンズ構成が異なり、無限遠ストッパーの形状も異なります。写真工業別冊「世界のライカレンズ Part4」、P134に本品よりシリアル番号が1つ後の個体が掲載されています。超珍品。
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Xenon 50mm f1.5 (L)
XEMOO。37万台のライツ・クセノン 5cm。1937年の製造。Talylor-Hobson銘。初期のヘリコイド・リングのローレットが2本のタイプ、通称ツーバンド。トロニエ博士の設計による、戦前のライツを代表する大口径レンズ。六角絞り。5群7枚構成。ノンコート。最小絞りはf9。feet表記。絞り開放からクセノンらしい繊細で軟らかい描写が楽しめます。ライカクセノンは使い込まれた個体が多くガラスも拭き傷だらけのものばかりですが、本品は80年を超えてなお美しく保たれる稀有なコンディション。格別に綺麗な一本!
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Summicron 50mm f2 (L) Radioactive
SOOIC。92万台。9203xx。製造番号表では正式発売前の1951年の製造。アンダーミリオン、最初期の放射能ズミクロンです。m表記。ガラスはトリウム・ズミクロンの例に漏れず黄変が見られますが、初期の個体としては黄変が少なめです。実写テストでもありがちなコントラスト強めな描写は影を潜めて、ナチュラルな印象でした。初期のトリウムズミクロンには個体差がみられ、意図的に設計のことなる個体を製造していたような印象を抱きます。ズミクロン探究は楽しいですね。店頭にて売約済となりました。有り難うございます。
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Summilux 50mm f1.4 (L) Chrome
ライツの製品コードはSOWGE。188万台。1961年製。珍しいライカ・スクリューマウントのズミルックス 50mm f1.4、2ndバージョンです。ズミルクス 50mmのLマウントは、バルナックユーザー向けに1960〜63年の間に僅か548本のみが供給されました。短い期間に前期と後期型の両方が製造されています。ライカ IIIfやIIIg等、バルナック・ライカに装着すると見栄えも非常に良いレンズですね。L/Mアダプターを使用すれば、もちろんMマウントカメラでも使用可能です。珍品。
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Leitz Lens Hood FISON Early
ライカ A型用フードの最初期モデル。ライツ・アナスチグマット、エルマックス、旧エルマー 50mm f3.5最初期の時代のフードです。36mmかぶせ。一体成型。本品はフードの付け根にも段差が無くストレートな造形、また縦線の指標がフード上段では無く下段に刻印されており、FISONの初期のまた初期モデルと思われます。ライカ A型が発売された1925年当初の製品でしょう。是非とも初期のライカ A型に!超珍品。
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San Giorgio Janua Tripod Head + Panorama Head
大変に格好の良いライカ型カメラ、ヤヌア(Janua)で知られる、イタリアはSan Giorgio社製の雲台とパノラマヘッドのセットです。資料が乏しく詳細は分かりませんが、ヤヌア用純正アクセサリーでしょう。真鍮にクロームメッキ、ライツの雲台にも勝るとも劣らぬ見事なつくりです。本国イタリアでもまず見掛けない、とてもレアなアクセサリー。初めて見ました!当店ヨーロッパ買い付け品です。超珍品。
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Kinoptik Apochromat 75mm f2 (L / R改)
仏Kinoptik社製。素晴らしい解像力を持つアポクロマートレンズ。元は映画用と思われますが、本品はライカ Rマウントに改造されています。ライカ Lマウント(距離計は非連動)のマウントも付属しており、多くのカメラで撮影を楽しめます。 ピントの合致した面の解像はお見事!のひと言です。