RARE ITEMS GALLERY
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Nikon S2 Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
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Toyoca Flex 35
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F-Distagon 16mm f2.8 (Contarex)
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Xenon 50mm f1.5 Lens Hood XIOOM New York Leitz
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Arco Colinar 85mm f2 (L)
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Gamma III + Som Berthiot 50mm f2.8
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Summilux 35mm f1.4 (M) Steel Rim
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Nikkor 50mm f1.1 (S) Lens Hood
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Nikkor 50mm f1.1 (S)
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Nikkor 35mm f1.8 (L) Lens Hood
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Nikkor 50mm f1.1 (S)
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Bessa II w/ Apo-Lanthar 105mm f4.5
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Elmar 90mm f4 (L) All Chrome
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Nikon New F + F-36 Set
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Summilux-R 35mm f1.4 (3 cam)
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Kinoptik Apochromat 100mm f2 (Alpa)
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Alpa 9d Green
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Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
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Nikon Camera Rain Protector
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Nikon SP Illuminator
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Nikon SP + Nikkor 50mm f1.4
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Nikkor 85mm f2 (L) MIOJ
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
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Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
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Tropen Summar 50mm f2 (L)
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Angenieux 75mm f3.5 (L) Type Z3
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Angenieux 35mm f3.5 Type X1 (L)
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Leica M3 Black Paint
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Summicron 50mm f2 (M) Black Paint
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Summicron 50mm f2 (M) Black Early
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Orion Nikon S - Leica Adapter
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Angenieux 90mm f1.8 (Exakta)
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Wide-Angle Lykemar 35mm f3.5 (L)
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Tengoflex
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Leica M3 Early
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Angenieux 28mm f3.5 (L)
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Dallmeyer Kinematograph 2inch f1.9 (L改)
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Hologon 15mm f8 (M)
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Plaubel Makina IIIR
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Summarit 50mm f1.5 (L) Midland
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Leica 250 FF Reporter + Summar 50mm f2
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Nikkor 35mm f2.5 (S)
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Nikkor 35mm f3.5 (S)
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Nikon S2 Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
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Canon FD 85mm f1.2 S.S.C. Aspherical
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Canon FD 55mm f1.2 AL
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Summicron 50mm f2 (M) Black Early
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Leica IIIf Swedish Military + Elmar 50mm f3.5
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Leica IIIg Swedish Military + Summaron 35mm f2.8
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Gamma III + Som Berthiot 50mm f2.8
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Nikon S2 Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
ニコン S2 ブラックペイント、前期型。シリアル番号は61709xx。
クロームパーツが増えたS2ペイント後期型と比べると、前期型ブラックは黒塗り部分がより多く、ペイントのありがたみは5割増し。非常に精悍な印象です。
エッジ部までもマットブラックで塗られた、シャッターやシンクロセレクターダイヤルの佇まいにシビれます。
付属のブラックペイントのニッコール 5cm f1.4は、S2用より少し早く、3312xxのファーストバッチ。この番号帯は激レアなニコンS ブラックペイントに装着されていたようで、時代が少し古い貴重なレンズです。
ライカと同様に、ニコンSシリーズにも少数のブラックペイントモデルが存在しますが、中でもこのS2ブラック前期モデルは格別の格好良さ。本品はオリジナルパーツや美しいペイントを保った、素晴らしいコンディション。 -
Toyoca Flex 35
トヨカフレックス35。「横二眼」の愛称で呼ばれています。東郷堂より1955年に発売されました。世界で唯一の35mmフィルムの横二眼式カメラ。撮影レンズ、ビューレンズ共に、オウラ・アナスチグマット 45mm f3.5レンズが付きます。
実用性は決して悪く無いのですが、ウエストレベルファインダーをレンズの隣に割り込ませたため、中判カメラ並に横に長いボディとなったこと、横二眼というビミョーなデザイン、ずっしりとした831gという重さ、シャッターの最高速は1/300しかない、といった点がネックになったと容易に想像されます。売れ行き不調のため市中に出回った個体数は少なく、コレクターズアイテムとして珍重される結果に。
ウエストレベルファインダーは、カメラを保持すると左にずれた位置に設置されています。独創的、ユニークですが、横二眼という設計については恐らくメリットはほとんど無いと思われます(笑)
驚くべき事に、近距離撮影のためのパララックス警告線が、ファインダー内のスクリーン右側❗に縦に刻まれています。古今東西4万とも5万とも言われる数多あるカメラでも他に類は無く、戸惑います。なお、ファインダールーペはファインダーフード脇のレバーで操作して、スクリーンにピントが合うように調整する必要があります。
独創性が全てとも言える、珍機構満載の珍品カメラ。 -
F-Distagon 16mm f2.8 (Contarex)
カール・ツァイス・オーバーコッヘン製の超広角レンズ、フィッシュアイディスタゴン 16mm f2.8。コンタレックス用。T*コーティング付。
1973年に僅か150本が販売された稀少なレンズです。
レンズ構成は7群8枚構成。フィルターはターレット式となり、UV・オレンジ・イエロー・ブルーの4種が内蔵されています。レンズの重量は実測で475g。珍品。 -
Xenon 50mm f1.5 Lens Hood XIOOM New York Leitz
ニューヨークライツ製のクセノン用折りたたみフード。ライツのコードはXIOOM。ブラックペイント仕上げ。留めネジタイプなので、XIOOMの中でも初期のモデル。ネジはクローム。
NYライツ製のXIOOMは、クローム仕上げで側面のボタンで固定するタイプは稀に見かけますが、ブラックペイントでネジ留めタイプはかなり珍しいでしょう。また、フードに刻印されている「XENON」の文字が全て大文字なのもマニア心をくすぐります。 -
Arco Colinar 85mm f2 (L)
コリナー 85mm f2、ライカスクリューマウント。直進カム式の距離計連動。1954年頃の製造。アルコ写真工業が製造した、数少ないライカマウントレンズ。4群6枚構成のダブルガウス型のようです。コーティング付。最小絞り値はf22。距離表示はfeet。最短撮影距離は3.5feet(1m)。アルミ製の鏡胴は実測で466g。49mmのねじ込みフィルターが適合。
戦後の日本カメラ産業の復興・成長期、意欲的なカメラを世に送り出したアルコ写真工業の製造です。35cmまで距離計連動で近接撮影ができるという、衝撃の機能を搭載したレンズシャッター機アルコ35で知られています。ライカ・スクリューマウントレンズとしては、このコリナー 8.5cmレンズの他に、135mm f3.8というレンズも製造していたようです。
どちらのレンズも市中に出回ることはごく稀で、ごくごく少数の供給にとどまったと思われます。珍品。 -
Gamma III + Som Berthiot 50mm f2.8
ガンマ III、イタリア空軍バージョン。レンズは仏Som Berhiot製。トップカバーに「AERONAUTICA MILITARE」、レンズ鏡胴基部に「A.M.」の刻印が刻まれています。III型は1950〜51年の製造。
ガンマはスタイル最高、大変ユニークな機構を持つ、イタリア製のライカ・コピー機ですが、部品精度に問題があり、まともに動く個体は殆ど見られないのが惜しまれるところ。
本品はライカ・スクリューマウントとなった、ガンマ最終モデルのIII型。ガンマ I型は独自のバヨネットマウント、II型はスロー無しのライカ・スクリューマウント。このIII型は、ライカLマウントはそのままにスローシャッターが付きました。ガンマの製造台数は、I 〜 III型を合わせても2000台少々、そのうちIII型は800〜1000台程度の製造と言われています。
ガンマは、ダブルマガジン式(パトローネ使用可能)で、巻戻しノブがありません。底蓋はローライ 35やコンタックス I型、フォクトレンダーのヴィテッサなどと同じく、背面部がそのままガバッと外れるタイプです。また、巻戻しが出来ないので、撮影終了後はフィルムカッターでフィルムをカットします。
シャッター幕は金属製でラウンド形状。距離計コロはマウント下部にありますが、ライカLマウント互換で、様々なレンズが楽しめます。
形はライカと似ますが、古今東西数多あるライカコピーの何れとも似ていない、イタリアらしさ溢れるカメラです。
ガンマ用には、Koristka Victor 55mm、Officine GalileoやSom Berthiot、Angenieuxの50mmや90mmレンズ等の魅力ある交換レンズ群が用意されていました。
本品にはレアなSom Berthiot 50mm f2.8が付属。3群4枚構成。このベルチオレンズに非常に良く似た外観で、アンジェニュー 50mm f2.9もガンマ用に供給されています。
珍品。 -
Summilux 35mm f1.4 (M) Steel Rim
ズミルクス 35mm f1.4 1st。通称スチール・リム(Steel Rim)。製造番号は177万台、1960年製。ライツ・カナダによる製造。ライツの製品コードはOCLUX / 11870。ライカM2用として発売された準広角レンズ。
5群7枚構成。絞り開放付近での描写は、ベールをまとった様な美しく幻想的な滲みをみせ、絞り込むと切れ込むようなシャープな描写が味わえます。少し絞った時の透明感と立体感のある写りは、大変素晴らしいもの。
ズミルックスはどの世代も魅力的ですが、この1stモデルはスタイルもつくりも格別。専用のOLLUXフードを装着した姿も最高です。近年かなり高価となったレンズですが、その魅力に納得させられてしまう一本です。稀少品。 -
Nikkor 50mm f1.1 (S) Lens Hood
ニッコール-N 50mm f1.1用純正フード。プラスチック製。ニコン Sシリーズ用。同レンズでもライカLマウント用のフードは金属製と言われています。62mmねじこみ。
レンズ自体よりもずっと数の少ない、稀少なフード。 -
Nikkor 50mm f1.1 (S)
ニッコール-N 50mm f1.1。外爪。1956年に発売された、ニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。距離表記はmeter。
写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。
ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。
本品は外バヨネットタイプ。国内では外爪、海外ではExternal Mountとも呼ばれます。1959年にそれまでの内バヨネットタイプから、こちらの外バヨネットタイプへ移行しました。
内爪、外爪合わせて僅か835本の製造されました。ちなみにライカ Lマウントは211本の製造です。
絞り開放付近ではフワリとかなりやわらかい描写ですが、f1.3程度から安定してきます。なかなかのクセ玉です。 -
Nikkor 35mm f1.8 (L) Lens Hood
ライカスクリューマウントのW-ニッコール 35mm f1.8専用フード。プラスチック製。
ニコン Sマウントのニッコール 35mm f1.8用フードとはフィルター径が異なり、互換性はありません。
Lマウントの35mm f1.8レンズ自体も製造本数は少なく、なかなか入手困難ですが、このプラ製フードは更にレアで市場で見掛けることは大変珍しいもの。
四角い形状のプラスチック製。フード内側には黒い別珍が貼られており、丁寧なつくりです。珍品。 -
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年発売のニコン Sシリーズ用超大口径レンズ、ニッコール-N.C 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。
ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等、戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。
本品は内バヨネットタイプ。内爪、海外ではInternal Mountとも呼ばれます。1959年には外バヨネットタイプに移行します。
ニコンS用は内爪、外爪合わせて僅か835本の製造。ちなみにライカ Lマウントは211本が製造されました。
絞り開放付近ではハイライトが滲み、フワリとかなりやわらかな描写ですが、f1.3程度から安定した描写へと大きく変化します。 -
Bessa II w/ Apo-Lanthar 105mm f4.5
名門フォクトレンダーの6×9スプリングカメラ、ベッサ II。1936年発売のスーパーベッサの改良版。1950年代初頭の製造です。
ベッサ IIにはカラースコパー、上級機のカラーヘリアー付がありましたが、本品は最上位の稀少アポ・ランター 105mm f4.5付。レンズ鏡筒の周囲には、黒・緑・赤の三本線が刻まれ、APOレンズである事を控えめに主張しています。
120フィルム使用の6x9判専用機。ピント調節ダイヤルはmeter表記。ダイヤルを回すと、レンズボード全体が動く凝ったつくりです。シャッタースピードは1/500まで。
美しいクロームメッキ、蛇腹を繰り出した時のカチっとした操作感、滑らかなピントノブの操作感などなど、流石全盛期のフォクトレンダー、と思わせる1台。蛇腹カメラ全盛時代の最後期のカメラでもあります。重量は864gと、中判カメラとしてはなり軽量で、旅のお供にも。
アポランサー付ベッサII、大変コンディションの良い一台。コレクションにもどうぞ! -
Elmar 90mm f4 (L) All Chrome
エルマー 9cm f4、ライカ・スクリューマウント。稀少なオールクローム鏡胴。ライツのコードはELANG。製造番号は64万台。1947年製。
オールクロームは、1940年代後半に僅かに製造された稀少なモデル。戦前から続く黒/クローム鏡胴モデルと、並行して短期間製造されていました。美しいクロームメッキに、吸い込まれるような淡いブルーのコーティング。梨地クロームと相まって、美しさが眼に眩しい1本です。クロームボディのバルナックライカにも良く映えるでしょう。
稀少。 -
Nikon New F + F-36 Set
ニコン ニュー FとF-36モータードライブ、直結式バッテリーパックのセット。全て未使用品。発売当時の新品の雰囲気をタップリとまとっています。
元箱や取扱説明書等の書類も揃ったボディは745万台、ブラックペイント仕上げ。F-36モータードライブも、元箱と取説、未記入の販売カード兼保証書、連結用プレートの保護紙が付属します。直結式バッテリーパックは元箱と取説、連結用の接点アダプターが揃っています。 -
Summilux-R 35mm f1.4 (3 cam)
1984年発表のズミルックス-R 35mm f1.4。3カム。本品は327万台、発表前年の1983年製。ライツの製品コードは11337。フィルター径はE67。フード組み込み。最短撮影距離は50cm。
美しい開放描写が得られる、大変評価の高いレンズです。寄って良し、引いて良し。順光で撮って良し、逆光良し。試写する度、その素晴らしい描写に驚かされる一本。 -
Kinoptik Apochromat 100mm f2 (Alpa)
キノプティック・アポクロマート 100mm f2。アルパマウント、後期型。フランス製。1960年から1980年にかけて製造されました。生産本数はわずか748本のなかなか稀少なレンズ。
4群6枚構成のガウスタイプ。アルパ用レンズの中でも、ひときわハイスペックで、高価なアルパ用レンズの中でも特に高価だったと言われています。最短撮影距離は85cm。6x6をカバーするイメージサークルがあり、中判カメラ等にも流用可能です。 -
Alpa 9d Green
アルパ 9d グリーン。スイス・ピニオン社製のアイレベル一眼レフレックスカメラ。トプコンREスーパー、ペンタックスSPに次いで、世界で3番目に登場したTTL機。高級路線かつ小規模生産を続けたアルパとしては、一番多く販売されたモデル。9dは銀塗りが4391台、黒塗りが665台、それぞれ生産されました。
特注色のグリーンの本品は、アメリカの代理店からの注文によるもので、1964年〜1968年の間にわずか63台が製造されました。本品は1966年の製造。9dグリーンの中でも、革だけ緑のモデルやプリズム部まで緑のモデルがあります。
アルパの魅力は、少数生産の高級機ならではの重厚感や凝ったつくり、仕上げのみならず、多種多様なレンズ群にあるでしょう。
自社製レンズを持たないため、各国の優れたレンズメーカーから多様なスペックを用意していました。スイス・ケルン社、スイス・スペクトロス社、オランダ・オールドデルフト社、ドイツ・シュナイダー社、フランス・アンジェニュー社、フランス・キノプティック社、ドイツ・キルフィット社、日本からはチノン社や旭光学社と、実に多用なレンズ群に囲まれています。 -
Witness + Super-Six 2inch f1.9 (L)
ライカコピー機の白眉、ウィットネス。1952年頃に製造され、その生産台数は350台以下と言われるレアカメラ。製造は英国のPeto Scott社が担当し、販売はイルフォード社。
製造台数は350台以下。当初、WitnessにはDaron 50mm f2.9が標準装着される予定でしたが、それではスペックが凡庸との理由で、急遽大口径のダルメイヤー・スーパーシックス 2inch f1.9が採用されたそうです。スーパーシックスは往時も現在も高性能で評を博す、4群6枚ダブルガウス型の銘玉。絞り開放付近での繊細な線も美しく、気品溢れる描写です。
Witnessは専用バヨネットながら、ライカ・スクリューマウントにも互換対応。各種のLマウントレンズが装着できます。また、Super-Six 2inchレンズはマウント部の小ネジを1本取り外せば、各種のライカボディでお使い頂けます。何たる優れモノ。
淡いブルーのコーティングが美しいSuper-Sixレンズは、最短3フィート(約1m)から無限遠まで距離計連動。そこからはピントレバーのボタンでストッパーを潜り抜けると、非連動ながら1.8feet(約55cm)まで近接が可能です。
本品には純正キャップやケースのみならず、取扱説明書やタイプライターで作成された当時の書類、残金の支払いが完了し、本人所有となったことを示す書類までもが付属します。イギリス人の物持ちの良さに感銘を受けると共に、今も昔もイイものは頑張らないと手に入らないと実感します笑 -
Nikon Camera Rain Protector
日本光学製。ニコン・カメラ・レイン・プロテクター。ニコンS2をケースに収納した状態で装着ができるレインカバー。f1.1を除く標準レンズを装着したS2に装着が可能です。ビニール製。レンズ収納部にはNikonと白文字でプリントされています。
ジッパーはYKK製で、下部に装着されており、下からカメラを出し入れする構造。正面向かって右側にストラップを通すホールが付いており、カメラを取り出したら右側のストラップに通したままで、このケースをぶら下げるような使い方となります。
便利とも、カッコイイとも言えませんが(笑)、まぁそんな感じですね。
なお、国内専用の商品のため輸出はされてなかったようです。 -
Nikon SP Illuminator
ニコンSP用の距離計ファインダー用イルミネーター。1958年3月の発売。製造数は分かっていませんが、かなりの少数と思われます。その中でも完動品はかなりレア。
暗闇の中でスイッチをONすると、賑やかなSPのファインダーがフワッと浮き出てきて、それはそれは幻想的な光景です。
実用性はともかく、ニコンが数多く製造してきたアクセサリーの中でも、ひときわユニークなひと品。 -
Nikon SP + Nikkor 50mm f1.4
ニコン SPクローム。日本光学製。製造番号は620万台。ニコン製レンジファインダー機の最高峰モデル。メインのファインダーはパララクス補正付きで、50/85/105/135mm切替式フレームを採用し、距離計像も内蔵。等倍という点も素晴らしいですね。子ファインダーは28mmと35mmのフレーミングに対応。距離表記はfeet。布幕シャッター。付属の標準レンズは50mm f1.4。
本品は使用感少なめのキレイめボディで、レンズ共に整備が行われています。元箱や純正フードなどの付属品も揃っており、撮って、飾って楽しめるSPです。 -
Nikkor 85mm f2 (L) MIOJ
ニッコール-P.C 8.5cm f2、ライカ・スクリューマウントの初期型。製造は1949年頃。シリアル番号903x。300本ほどが製造されたという最初期801のシリーズに続く、第2ロットの捨て番903シリーズ。本品はその3番目に製造(!!)された個体です。
903番台の初期の個体には、ヘリコイドが回転タイプではなく、直進カムの個体が10本程度存在すると言われていますが、本品が正にその一本。また、後の85mm f2とはヘリコイドリングの形状などが異なります。レア中のレアピース。
連合国軍占領下の日本での製造で、レンズ鏡胴のマウント近くの背面に小さく小さくMade In Occupied Japan(占領下の日本)の刻印がなされています(通称 MIOJ)。当時製造に携わった方々の心情が伝わってくるようです。
銘板はTokyo刻印。レンズの設計は3群5枚構成のゾナー型。feet表記。レンズ単体で実測546gとズッシリしています。
D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用し、絶賛を得た高名なレンズ。日本製レンズの優秀さを世界に広めた立役者とも呼ぶべき存在です。 -
Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
1926年製のライカ A型旧エルマー付を、後年ライツにてDIIクロームへ純正改造した一台。海外ではFactory Conversionとも呼ばれます。
製造番号は23xx。矢羽根付きが散見される番号帯。旧エルマーはmeter表記。三脚ネジは大ネジ。
独特なシャイニーなメッキの質感から、改造された時期は1930年代後半でしょうか。ライツ社による純正改造には、通常モデル用とは異なったアップグレード専用パーツがわざわざ用意されていた様で、使い捨てが当たり前となってしまった現代では及びも付かない、手間やコストが掛かっています。
2千番台、製造番号4桁のライカ A型がベース。通常、ライカA型初期改は黒塗りのDIIやDIII、もしくは飛び越えてIIIf辺りが多いのですが、本品は珍しいシャイニークロームDIIです。 -
Leica A / DII + Elmar 50mm f3.5 Early
1929年製の旧エルマー付ライカ A型を、後年ライツにてDIIにアップグレードした一台です。その際にレンズも距離計連動にアップグレードされています。製造番号は19000番台。レンズのヘリコイド番号は3、距離表記はmeter。
当時のライツには、アップグレード専用のパーツが各モデルごとに用意されていたそうで、A型に通常のDIIの部品はそのまま組み込めないそうです。当時のライカが非常に高価なものあったこともあるでしょうが、何と面倒見の良いメーカーでしょう。
ボディとレンズの時代も合っており、約100年の歳月を感じさせる風格ですが、21世紀の現代でもフィルム、デジタルで旧エルマーの描写をお楽しみ頂けます。 -
Tropen Summar 50mm f2 (L)
1938年、及び1942年に熱帯地方向けに供給された珍品ズマール。通称トロッペン(またはトロピカル)・ズマール 50mm。
ライツの製品コードはTROPEN、42214(通常のズマールは42134)。
本品はライツによる後コーティングが施されています。通常ズマールは4群6枚構成ですが、このトロッペンズマールには前玉にもう一枚レンズが追加され、4群7枚構成となっており、通常のズマールより鏡胴がやや長いです。
また、前玉の硝材が異なるようで、通常のズマールと比べ前玉の傷が少ない個体が多いのも特徴です。
本品はトロッペンズマールを何本も集めていたお客様が、その中でも最も写りを気に入っていた、描写秀逸な一本です。 -
Angenieux 75mm f3.5 (L) Type Z3
1945年製のアンジェニュー 75mm f3.5、Type Z3。純正ライカ・スクリューマウント。製造番号は63.xxx。
3群3枚構成のトリプレット。ノンコート。メートル表記。アルミ製の鏡胴はわずか128gと大変軽量。望遠レンズであることを忘れてしまう、軽さとコンパクトさ。テスト撮影担当スタッフもこの点をとても気に入っていました。描写はしっとり穏やかな印象です。
このアンジェZ3、それなりに製造本数はあるのですが、グリスが抜けた状態で使われ、アルミ鏡胴が偏摩耗しヘリコイドはガタガタ、修正不能なほどに片ボケしている個体が多く、当店では仕入れの際に非常に慎重になるアブないレンズです。
本品は珍しく距離計連動バッチリ、ピントも良好です。レアなレンズのレアな個体です。 -
Angenieux 35mm f3.5 Type X1 (L)
仏アンジェニュー 35mm f3.5 Type X1。稀少なライカマウント。距離計連動。1946年製、戦後間もない時期のレンズです。製造番号は91xxxで最初期ロット。アルミ製の鏡胴は実測で僅か59g!コンパクトで超軽量。さすがはアンジェ、独自路線のカッコ良すぎるデザインも光ります。
3群4枚構成のテッサータイプ。ガラスはノンコート。距離表示はメートル。ちなみにタイプX1の製造は、1950年までのわずか4年ほどの間と言われています。ライカ用の他には、コンタックス用(もっと大きく重くなります)とアルパ用がありました。いずれも珍品。
なお、この個体にはX1にありがちな片ボケが見られます。無限遠の撮影では撮像の左端が少々流れる傾向が見られます。 -
Leica M3 Black Paint
1965年11月に出荷されたライカ M3ブラックペイント。製造番号は113万台。M3後期型、シングルストロークの黒塗り仕様。
グッタペルカも含め、フルオリジナルの一台。指の触れる部分の真鍮がわずかに出ていますが、トップカバーや底蓋は、いまだうっすら粉が吹いたようなマットなペイントの質感を残しています。
アタリや凹みも無く、とても綺麗なM3ブラックペイント。こんなのなかなか出て来ません!
アブクが出ている箇所もまだまだ少ないですが、このまま美しいコンディションをキープしてゆくのも良し、ここから育てるも良し。
使い込まれたものが多いM3BPでは、美品、極上品と呼んで差し支えの無い一台です。 -
Summicron 50mm f2 (M) Black Paint
ズミクロン 50mm f2、1st固定鏡胴・後期型のブラックペイント。レッドスケール。黒塗りに赤文字が精悍です。
本品は、赤文字(レッドスケール)の中でもラストの方のロット。このすぐ後にはイエロースケールへと移行します。製造番号214万台、1965年の製造。
黒塗り部にはフツフツとしたあぶく、手の触れる箇所の真鍮も自然に出ています。経年の味わいも深く、実に良い雰囲気。黒塗りのライカ M3、MP、M2、M4に合わせたい一本です。フルオリジナル。 -
Summicron 50mm f2 (M) Black Early
ズミクロン 50mm f2、第2世代の最初期モデル。製造番号は226万台、1968年製。この番号帯のみに見られる、5群6枚の新設計レンズを第1世代の鏡胴に入れ込んだ端境期のモデル。
近年、海外では「Transitional Model」とも呼ばれています。ライツの製品コードは、すぐ後の通常の6枚玉2ndと同じで11817。
ライカ A型に始まり、M3やズミクロン、ズミルックス 35&50mm初期、ノクチ f1.2、近年ではアポズミ 50mm等、ライカの初期モノは、いつの時代も気合いが入りまくり、質感、デザイン、性能面で人々を感動させてくれますが、この6枚玉最初期モデルもライツの意気込みを感じる一本。
1st後期の端正な外観デザインを継承し、ブラッククロームボディにもブラックペイントにも良く似合うデザイン。特に、同じ1968年製造のM4ブラックペイント118万台や120万台とは雰囲気も合いそうです。
この端境モデルはとにかく良く写ると昔から言われていますが、本品もその例に違わぬ描写を見せます。実に良く写る一本です。
稀少品。 -
Orion Nikon S - Leica Adapter
珍品、オリオン・リング。
ニコンSマウントのレンズを、ライカスクリューマウントに変換するアダプター。カプラーとも呼ばれます。距離表示はfeet。最短撮影距離は3.5feet(1m)です。
後にミランダカメラとなるオリオン精機を設立した萩原彰氏が、大学で1年後輩だった大塚晋太郎氏との共同作業により開発した、記念すべき製品第1号。当時大変に評判となったようですが、現存数は非常に少なく、一時は幻とも言われていました。
このカプラーの成功の後、ライカ用小型ミラーボックス「Mirax(ミラックス)」、4群4枚構成のSupreme(スープリーム) 100mm f2.8などを発売した後、試作品のPhenix(フェニックス)を経て日本初のペンタプリズム式35mm一眼レフ、ミランダ Tを発売、ミランダの歴史がスタートします。
参考:クラシックカメラ専科 No.64 「ミランダの系譜」 -
Angenieux 90mm f1.8 (Exakta)
アンジェニュー 90mm f1.8。Type P1、前期型。エキザクタマウント。エルノスター型の4群5枚構成。1953年製。マニュアル絞り。
35mm写真用アンジェニュー90mmでは最も明るい一本。最短撮影距離は3.5feet(1m)。アダプターを介して、様々なカメラでお楽しみ頂けます。
アンジェニューP1はドラマチックで美しい作画を味わえる、素晴らしい中望遠レンズ。カラー撮影でも期待を裏切らない発色、モノクロームではよりドラマチックな描写が得られます。いずれでも美しく、個性ある描写が楽しめます。 -
Wide-Angle Lykemar 35mm f3.5 (L)
ワイドアングル・リケマー 35mm f3.5。米コダックがライカコピー機・カードン用にごく少数製造したと言われる、ライカスクリューマウントの広角レンズ。エルマー35mmというよりは、途中まで沈胴させたエルマー 50mmのような外観です。
3枚玉で、シリアル番号はEktarと同系列のようです。つくりはややチープな印象で、昔懐かし超合金ロボのような仕上げと言えば良いかもしれません。
リケマー 35mmはこれまで何度も見ていますが、どれもボケボケの描写で良い印象は全くありませんでしたが、デジタル時代となりすぐに撮影結果が見られる時代となると、リケマーはかなりの割合で後ピンだったことが判明。今回の個体も大幅なピント調整を行っています。ピントが出ればそれなりに写ります!写りすぎない35mmをお探しの貴兄に。 -
Tengoflex
1941~42年の間にごく少数が製造された、ツァイス・イコンの二眼ボックスカメラ。ツァイスのカタログNo.は、85/16。6x6判の12枚撮り(120フィルム)。
レンズは単玉のフロンター 80mm f11。絞りはf11とf16の切替式。
プロクサーレンズを内蔵しており、レバー切り替えで1〜3m、3m〜無限遠の2段階で撮影距離を選びます。二重露出防止機構付。
文献によるとテンゴフレックスは、1970年初頭に最初の1台が発見されるまで、その存在が知られていなかったそうです。世に知られるようになったのは、当店とも親交のあった著名スイス人コレクター、故Michel Auer氏が1970年代中頃に発刊した書籍に登場してからのようです。
戦後タケノコの様に出現した、国内外の四畳半メーカーのカメラならいざ知らず、ヨーロッパ最大のカメラメーカー、大ツァイスの製品でそんな知られざる一台があったとは!ロマンですね。
現存数は多くても100台と少しと思われます。その中でも本品は大変にコンディションが良い一台。ツァイスコレクター垂涎のカメラでしょう。 -
Leica M3 Early
ライカ M3初期モデル。シリアル番号7002xx。M3発売初年度の1954年製。
本品は段付きではありませんが(段付きと段無しは、M3ひと桁番号から混在します)、各部に初期型の特徴を残す、フルオリジナル・コンディション。
マウント12時位置のネジ無し、ASA200のバックドアやピンクがかったインジゲーター、初期の特徴を持ったバックドア裏、M3プロトタイプや段付きとも共通するシャシーのデザイン、アクセサリーシューの半月ステンレスストッパー、巻戻し軸中心部がマイナスなどなど、見どころタップリな一台。
ライカ A型初期と同じく、M3初期は探究すればするほど、知れば知るほど面白い、実に奥深いライカです。 -
Angenieux 28mm f3.5 (L)
アンジェニュー 28mm f3.5 Type R11、ライカ・スクリューマウント。後期型。フランスのP.Angenieux社製。1957年の製造です。距離計連動。feet表記。レトロフォーカスタイプの6群6枚構成。パープル系の美しいコーティング。
レンズ先端は一回り大きくなっており、くびれのある独特のデザイン。藍色のアルミアルマイト地と梨地クロームメッキのローレットのツートンが洒脱、流石のフランス製。こんなに洒落た28mmレンズも無いでしょう。
Lマウントのアンジェ28mmは生産本数が少なく、なかなかのレア玉です。特にこの後期タイプはより少ないでしょう。
独特なスタイリングは、バルナックライカはもとより、ブラックペイントやデジタルM型に装着しても良く似合います。
ちなみにこのType R11のフィルター径は、前期型が56mm、後期型が58.5mmと異なり、世のアンジェユーザーを惑わせます。本品には62mmねじ込みフィルター装着ができるフードが付属します。
稀少品。 -
Dallmeyer Kinematograph 2inch f1.9 (L改)
英ダルメイヤーが製造した映画用レンズ、キネマトグラフ 2インチ f1.9のレンズヘッドを、ライカ Lマウント距離計連動に丁寧に改造した一本。戦前品。ノンコート。ペッツバール型の3群4枚構成です。
ダルマイヤーのシネレンズらしい周辺部の濃厚なボケと、撮影距離により盛大に出るぐるぐるボケ、中心部の突き抜けるような解像度はまさにアート、独特の世界観をお楽しみ頂けます。
丁寧な改造により、古風なルックスもシブい一本。
珍品。 -
Hologon 15mm f8 (M)
Carl Zeiss製のライカ Mマウント用レンズ、ホロゴン 15mm f8のフルセット。魚眼ではない画角110度の超高性能超広角レンズ。
1972〜76年の間に、約350本が製造されたと言われています(500本の説もありますが、過去の販売履歴からそこまでは無いと思われます)。
ライツのカタログナンバーは11003。フィルター径はE60。特殊形状の中玉を持つ3群3枚構成。絞りはf8の固定。
直線は直線として描写する素晴らしい性能のレンズですが、周辺光量が大幅に不足するので、付属の専用NDフィルターを装着し補正します。その際のf値はf16となります。
ちなみに本レンズに先駆けて、1968年にコンタレックス・スーパーをベースにこのホロゴン15mmを搭載した超広角専用機・ホロゴンウルトラワイドが販売されました。
古今東西、数多あるライカ用レンズの中でもひときわ輝く、宝玉のようなレンズ。前玉や後玉を眺めていると、宇宙空間にでも吸い込まれるような神秘的な美しさで見ていて飽きません。珍品。 -
Plaubel Makina IIIR
独プラウベル社製のプラウベルマキナ IIIR。1920年に登場したプラウベルマキナ・シリーズの最終型として1956年に登場。コンパー・ラピッドシャッター付となりました。昔からコレクターに人気のあるモデルです。
III型はレンズ交換式で、Orthar 73mm f6.8やTele-Makinar 190mm f4.8などが用意されました。距離計連動は標準レンズのみとなります。
マキナ IIIRには、通常Anticomar 100mm f2.9、またはf4.2が付属しますが、本品は珍しいf3.5付。このアンチコマー 100mm f3.5は、空軍や航空写真用に少数作られたとされていますので、本品はその流用、もしくは改造なのでしょうか。それにしてはしっくり収まっており、違和感はありません。
レンズの絞り操作部にはf2.9と刻まれていますが、絞り羽根はf3.5の位置から動き始めるので実用に問題はありません。ピントグラスでの確認ですが、距離計連動もOKです。
120フィルムを使用。本品には6x6判と6x9判の2つのオートマチックロールホルダーが付属、コレは嬉しいポイント!
スタートマークに依らないフィルム装填方法や、レンズ毎に異なる操作方法など、知らないと操作に困ってしまうカメラですが、参考資料としてクラカメ専科65号から該当ページのコピーを添付いたします。 -
Summarit 50mm f1.5 (L) Midland
ズマリット 50mm f1.5の前期型、Midland刻印。ライツの製品コードはSOOIA。製造番号は124万台、1955年、カナダ製。feet表記。フィルターサイズはE41。
ドイツ製造のズマリットと外観もレンズ構成も同じですが、銘板には Ernst Leitz Canada Ltd. Midlandと刻印されています。ドイツ製とはフォントサイズや文字間などが異なります。
Midlandモノの熱狂的愛好家にはたまらないレンズ。ちなみに当店では、過去に同レンズの末尾が608、610を扱っています。本品はその間の609。同時期にあったなら非常に珍しい3連番となっていました。惜しい!
同じMidland刻印のライカ IIIfやライカビットSYOOMを揃えて、街を流したいですね。人とはちょっと違うモノが欲しい貴方に。 -
Leica 250 FF Reporter + Summar 50mm f2
ライカ 250FF レポーター。スポーツ撮影や報道用などに、長さ10mのフィルムを装填し、250枚連続して撮影出来るようにしたモデル。ライツの製品コードは、LOOMY(ボディのみ)。
供給側、巻き取り側に大きな専用マガジンを使い、巻戻しは行わないので、Rレバーは付いていません。暗室でフィルム装填が必要です。
250レポーターは、1933年にDIIをベースに2台、翌1934年から1937年にDIIIをベースに244台、またIIIaをベースに1937〜53年に709台、その後に珍品ライカモーター付きが29台製造されました。
DII、DIIIベースがモデルFF、IIIベースがモデルGGと呼ばれます。
そのほとんどがブラックペイントにニッケルまたはクロームですが、一部オールクロームモデルも存在します。
本品はブラックペイントとニッケルメッキのコンビ。1934年にシリアル番号は1500xx。1934年製造。付属のズマールレンズも1934年製。こちらのレンズはライツで後コーティングが施されています。
ライカDIIIベースのモデルFFは、シリアル番号130001〜150124で製造され、本品は終わりの方。この後のIIIaベースGGには、1/1000が装備されます。 -
Nikkor 35mm f2.5 (S)
ニコンSシリーズ用広角レンズ、W-ニッコール 35mm f2.5。本品はなんと未開封品!
製造番号266xxx。未開封ですが、製造番号から察するに軽量化された後期型。アルミ鏡胴に美しい黒塗装(のはず笑)。箱を含めた実測重量は245g。レンズ構成は4群6枚のダブルガウス型です。 -
Nikkor 35mm f3.5 (S)
ニコンSシリーズ用広角レンズ、W-ニッコール 35mm f2.5。本品はなんと未開封品!
3群4枚構成のテッサー型。製造番号は4389xx。この付近の番号帯は前期型クロームから後期型ブラックへの移行期で、本品がどちらかは不明です。箱を含めた実測重量は257g。1956年頃の製造。ニコンS2の時代です。
白か黒か...
是非とも開けて確かめたいところですが、それは禁断の一手... -
Nikon S2 Black Paint + Nikkor 50mm f1.4
ニコン S2 ブラックペイント、前期型。シリアル番号は61709xx。
クロームパーツが増えたS2ペイント後期型と比べると、前期型ブラックは黒塗り部分がより多く、ペイントのありがたみは5割増し。非常に精悍な印象です。
エッジ部までもマットブラックで塗られた、シャッターやシンクロセレクターダイヤルの佇まいにシビれます。
付属のブラックペイントのニッコール 5cm f1.4は、S2用より少し早く、3312xxのファーストバッチ。この番号帯は激レアなニコンS ブラックペイントに装着されていたようで、時代が少し古い貴重なレンズ。
ライカと同様に、ニコンSシリーズにも少数のブラックペイントモデルが存在しますが、中でもこのS2ブラック前期は格別の格好良さ。本品はオリジナルパーツやペイントを保った、大変雰囲気の良い一台です。 -
Canon FD 85mm f1.2 S.S.C. Aspherical
キヤノン FD 85mm f1.2 S.S.C. アスフェリカル。1976年1月発売の超高速大口径中望遠レンズ。発売当時、世界で最も明るい一眼レフ用85mmレンズでした。
6群8枚構成。85mmレンズとしては初めてフローティング機構を搭載し、近接撮影の像の劣化を防ぐ設計。キヤノン独自のコーティング技術、Super Spectrum Coating(S.S.C.)処理により、最適なカラーバランスが得られるとされています。 -
Canon FD 55mm f1.2 AL
キヤノン FD 55mm f1.2 AL。1971年3月発売のキヤノン初の非球面レンズ。フラッグシップ F-1、量販主力機種のFTbと同時に発売され、フローティング機構を搭載し、近接撮影の収差補正も採用されています。当時のFD 55mm f1.2(球面)に対し、4倍近い価格設定となりました。6群8枚構成。
放射性ガラスが採用されており、かなりの黄変が見られます。簡易的な線量計でも、明白な数値を確認しています。最短撮影距離は0.6m。フィルター径は58mm。
こちらの個体は、青文字で「AL(=Aspherical Lens)」刻印。かなり初期の個体と思われます。シリアルナンバーも143xxとかなり若い番号です。 -
Summicron 50mm f2 (M) Black Early
ズミクロン 50mm f2、第2世代の最初期モデル。製造番号は226万台、1968年製。この番号帯のみに見られる、5群6枚の新設計レンズを第1世代の鏡胴に入れ込んだ端境期のモデル。近年、海外では「Transitional Model」とも呼ばれています。ライツの製品コードは、すぐ後の普通の2nd6枚玉と同じで11817。
ライカ A型に始まり、M3やズミクロン、ズミルックス 35&50mm初期、ノクチ f1.2、近年ではアポズミ 50mm等、ライカの初期モノは、いつの時代も気合いが入りまくり、質感、デザイン、性能面で人々を感動させてくれますが、この6枚玉最初期モデルもライツの意気込みを感じる一本。
1st後期の端正な外観デザインを継承し、ブラッククロームにもブラックペイントにも良く似合うデザインも秀逸です。
また、この端境モデルはとにかく良く写ると昔から言われていますが、本品もその例に違わぬ描写を見せます。実に良く写る一本です。
稀少品。 -
Leica IIIf Swedish Military + Elmar 50mm f3.5
ライカ IIIf、スウェーデン軍用モデル。ブラックペイント。
1956年、黒塗りの特別仕様のライカIIIfが、製造番号822901〜823000の100台足らずが製造され、鏡胴までもが黒いオールブラックのエルマー 50mm f3.5と一緒に、耐寒仕様でスウェーデン軍へと納入されました。
また、通常製造番号685000以降のライカ IIIfは、セルフタイマーが標準装備ですが、本品はセルフ無しの特別仕様。エルマー 50mmは製造番号142万台、軍用ボディにもちろんマッチング。
このIIIfスウェーデン軍用には、ボディ、レンズ共に王冠マークが入らないのが、後のIIIg軍用と異なるポイントです。
フルオリジナルのIIIfスウェーデン軍用ですが、エルマーの近接 / 無限遠ストッパーやスローシャッターのロックボタン、シャッターカラーがクローム仕様となっています。他のIIIfスウェーデン軍用でも、これらがクロームとなっている個体は散見されますので、当初からのこの状態であると見て良いと思います。各部のブラックペイントは長年の使用により、実にシブく使い込まれています。貫禄溢れる一台。
このIIIf黒にしろIIIg黒にしろ、91万台のM3ブラックカウンター等にしろ、スウェーデンはストックホルムのBrandt経由で納入されたブラックペイントライカ群は何故にこんなにカッコイイんですか?と、その昔スウェーデンのブラックペイントコレクターに訊ねた事があります。この時代のスウェーデンでは黒が美徳、カッコイイと言う空気があったそうで、発注者のセンスでとにかく黒くと注文したのでは?との彼の答えに、妙に納得した記憶があります。
こんな格好いいライカを後世に遺してくれて感謝です。 -
Leica IIIg Swedish Military + Summaron 35mm f2.8
ライカ IIIgブラックペイント、スウェーデン軍用。通常、スウェーデン軍用IIIgにはエルマー 50mm f2.8が付属しますが、本品は大変珍しいズマロン 35mm f2.8付。共にフルオリジナル。スウェーデン軍所有を示すスリークラウンの刻印は、ボディの背面部、ズマロンの鏡胴基部に刻まれています。
IIIg黒、ズマロン、共にスウェーデンのライカ代理店、ストックホルムのBrandtを通して、1960年5月25日にスウェーデン陸軍に供給されました。
スウェーデン軍用IIIgボディは、シリアル番号987901〜988025、125台の製造。対して、軍用ズマロンはわずか30本のみの製造と言われています。
ちなみにライカコレクター必携の書、James L. Lager著「Leica An Illustrated History Volume I - Cameras」99ページに掲載されているIIIg黒スウェーデン軍用と本品は連番です。
珍品。 -
Gamma III + Som Berthiot 50mm f2.8
ガンマ III、イタリア空軍バージョン。レンズは仏Som Berhiot製。トップカバーに「AERONAUTICA MILITARE」、レンズ鏡胴基部に「A.M.」の刻印が刻まれています。III型は1950〜51年の製造。
ガンマはスタイル最高、大変ユニークな機構を持つ、イタリア製のライカ・コピー機ですが、部品精度に問題があり、まともに動く個体は殆ど見られないのが惜しまれるところ。
本品はライカ・スクリューマウントとなった、ガンマ最終モデルのIII型。ガンマ I型は独自のバヨネットマウント、II型はスロー無しのライカ・スクリューマウント。このIII型は、ライカLマウントはそのままにスローシャッターが付きました。ガンマの製造台数は、I型〜III型合計で2000台少々と言われており、そのうちIII型は800〜1000台程度の製造と言われています。
ガンマは、ダブルマガジン式(パトローネ使用可能)で、巻戻しノブがありません。底蓋はローライ 35やコンタックス I型、フォクトレンダーのヴィテッサなどと同じく、背面部がそのまま外れるタイプです。また、巻戻しが出来ないので、撮影終了後はフィルムカッターでフィルムをカットします。
シャッター幕は金属製でラウンド形状。距離計コロはマウント下部にありますが、ライカLマウント互換で、様々なレンズが楽しめます。
形はライカと似ますが、古今東西数多あるライカコピーの何れとも似ていない、イタリアらしさ溢れるカメラです。
ガンマ用には、Koristka Victor 55mm、Officine GalileoやSom Berthiot、Angenieuxの50mmや90mmレンズ等の魅力ある交換レンズ群が用意されていました。
本品にはレアなSom Berthiot 50mm f2.8が付属。3群4枚構成。このベルチオレンズに非常に良く似た外観で、アンジェニュー 50mm f2.9もガンマ用に供給されています。
珍品。