独Freiburgのフツーラ・カメラが1952~57年の間製造した上位機種、フツラ S用標準レンズ、フリロン 50mm f1.5。隠れた銘玉として、密かな人気レンズ。4群6枚構成ながらダブルガウス型ではありません。コンパクト軽量ながらf1.5の明るさを持つ優れた設計には感銘を受けます。
開放ではやや甘い描写ですので、一段程度絞ったあたりが使い頃でしょう。オールドレンズらしいボケ味と周辺の歪みが見られ、美しい滲みの中に繊細さを持つ上品な描写が魅力です。
フツラは謎の多いメーカーですが、小メーカーながらシュナイダー社の設計士により設計された、このFrilon 50mm f1.5やFrilon 70mm f1.5などの素晴らしい大口径レンズを短期間の間に送り出しています。(oldlens.comさんの記事を参考にさせて頂きました)。珍品。