Nikon S
-
Nikkor 35mm f1.8 (S)
¥155,000
W-ニッコール 35mm f1.8、ニコンSマウント。1956年9月発売。5群7枚構成。ヘリコイドの表記はやや珍しいmeter。フィルター径は43mm。 新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。 本品の製造番号は357xxx。銘板のW-Nikkorの後ろの「C」が省かれています。1961〜62...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
W-ニッコール 3.5cm f2.5、最終型。日本光学製。1952年登場のニコンSマウント。製造番号は2706xx。レンズ構成は4群6枚、ダブルガウス型。絞り開放付近ではガウス型らしい周辺落ちで、オールドレンズらしい描写を味わえます。フィルター径は43mm、距離表記はfeet。 ニコン Sマウントの35mm f2.5は大きく分けて3タイプありますが、本品は1959年頃に登場した鏡胴絞りと言われる最終タイプ。ニッコール 35mm f1.8と共通のデザインです。35mm f...
-
Zunow 50/1.1 (S)
珍品ニコンマウント。前期型。前玉にごくごく軽微な拭き傷、クモリ見られるが、まず実写には影響ありません。OH済。
-
Nikkor 85mm f2 (S) Black
銘玉・ニッコール-P.C 8.5cm f2の最終型。ニコンSマウント。1948年に登場し、初期はクロームメッキの白鏡胴でした。3群5枚構成のゾナー型を採用。外爪。フィルター径は48mm。距離表記はfeet。この497xxx番台あたりがほぼ最終ロットと言われています。 開放ではやや柔らかいが、f4付近まで絞り込むと一気に鮮鋭な描写に。D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用し絶賛、日本製レンズの優秀さを世に知らしめるきっかけとなった記念碑的レンズ。 黒鏡胴のハチゴニッコールはや...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
¥58,000
ニコンSシリーズ用広角レンズ、W-ニッコール 35mm f2.5。軽量化された後期型。アルミ鏡胴に美しい黒塗装がされています。重量は110gと軽いです。 4群6枚構成のダブルガウス型。feet表記。 純正前キャップ、プラスチックケースが付属します。 とても綺麗な外観です。黒塗り部、メッキ部のいずれも新品の雰囲気タップリ。使用感見られません。コレクションにも好適でしょう。 2024年にガラス清掃、ヘリコイドのグリスアップ済。各部の動作良好です。距離計連動やピントも良好で...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
日本光学製。W-ニッコール 3.5cm f2.5、最終型。 1952年登場のニコンSマウント用35mm f2.5は、大きく分けて3タイプに分かれますが、本品は1959年頃に登場した鏡胴絞りと言われる最終タイプ。 W-ニッコール 35mm f1.8と共通のやや大ぶりで安定感のある外観デザインながら、重量は103gと歴代3モデルの中で最も軽量です。 初期の白鏡胴モデルよりも3割強も軽くなりました。レンズ構成は4群6枚、ダブルガウス型。絞り開放付近ではガウス型らしい周辺落ちで...
-
Nikkor 28mm f3.5 (S)
¥75,000
W-ニッコール 28mm f3.5。日本光学製。ニコンSシリーズ用の広角レンズ。ライカ Lマウント用を含め、約1万本が作られたと言われています。 本品は、軽量なアルミ製鏡胴にブラックペイント仕上げの後期型。4群6枚構成のオルソメター型。feet表記。実測でわずか99gと軽量コンパクトなレンズです。 レンズが奥まったすり鉢状のデザインでフード要らずですが、専用の円形フードも用意されていました。が、こちらはかなりのレア物。 ニコン Sは勿論のこと、現代のデジタルミラーレス機...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S)
ニッコール-S.C 5cm f1.4、前期型。日本光学製。ニコン Sシリーズ用標準レンズ。銘板がTokyo銘からJapan銘に移行した時代の個体です。3群7枚構成、コンタックス用ゾナー 50mm f1.5のコピー。フィルター径は43mm。 純正フード、純正前キャップ、ワルツ製イエローフィルターが付属します。 軽微な使用感程度でなかなか良好な外観、クロームメッキも美しく輝いています。 2024年2月にレンズ清掃済。レンズ前玉にはごく薄い拭き傷が数本見られますが、実写への...
-
Nikkor 105mm f2.5 (S)
ニッコール-P 105mm f2.5。レンジファインダー・ニコン用。1954年発売。3群5枚構成のゾナー型。ヘリコイドの距離表記はメートル。ニコン Sシリーズ用望遠レンズの定番品。 他のマウント用(ライカ、コンタックス)を含め、22,000本ほど製造されました。本品はフード固定用のツノがない後期型です。 フード、前後キャップ、フィルター、革ケースが揃っています。 使用感ほとんど見られず綺麗な外観です。 各部の動作正常です。ヘリコイドリングはやや重めの操作感ですが許容範...
-
Nikkor 50mm f2 (S) Black
1952年登場の日本光学製 ニコンSシリーズ用標準レンズ、ニッコール-H 50mm f2。ブラックリム無し。ニコンS 内爪マウント。3群6枚構成。製造番号は7550xx。 通常ニッコール 50mm f2には、40.5mmのフィルターリムが付いていますが、本品にはそれがありません。重量は129g。 世界的ニコンコレクター、ロバート J. ロトローニ氏の名著、「The Complete Nikon Rangefinde System」には、Rim-Less 50mm f/2...
-
Nikkor 25mm f4 (S)
日本光学製の広角レンズ、W-ニッコール 25mm f4の後期型。ニコン S用。コンタックス用トポゴン 25mm f4に続いて登場、1953年の発売当時は35mm判カメラ用として世界一の広画角を誇った超広角レンズ。 レンズ構成はもちろんトポゴンタイプ。メニスカスレンズを対称に組み合わせた4群4枚構成。歪曲収差は見られず、絞り開放ではほど良い柔らかさを伴った、明瞭な像を結びます。 なお、このニッコール 25mm f4は、ニコンS用交換レンズの中で唯一ボディのヘリコイドだけで...
-
Nikkor 85mm f1.5 (L)
ライカスクリューマウント。日本光学製。1951年に登場した大口径中望遠レンズ、ニッコール-S・C 8.5cm f1.5。ブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。3群7枚構成。feet表記。 フィルターは58mmねじ込み。ニコンやコンタックスマウントとは、フィルター径やフードの装着方法が異なりますのでご注意を。 ニコン用、ライカ用、コンタックス用の3タイプ合わせて約2000本が製造されたと言われています。望遠の大口径ゆえにガラスがタップリと詰まっており、重量は実測で588...
-
Nikkor 85mm f1.5 (S)
日本光学製の大口径中望遠レンズ、ニッコール-S・C 8.5cm f1.5。ブラックペイントとクロームメッキ仕上げ。ニコンSマウント。3群7枚構成。feet表記。フィルターは60mmねじ込み。 ニッコール 85mm f1.5は、約2000本が製造されたと言われており、ニコン用、ライカ用、コンタックス用の3タイプが含まれています。望遠の大口径ゆえに、ガラスがタップリと詰まったレンズ。ずしりとした重量感があります。実測で550g。 後から探すと苦労する、純正フードとフードキャ...
-
Nikkor 35mm f1.8 (S) Black Paint
W-ニッコール 35mm f1.8、ニコン Sシリーズ用。本品は最初期にごく少数が製造された、稀少ブラックペイント・バージョン。日本光学の1956年度新製品発表で紹介されているニッコール 35mm f1.8は、正にこの黒リムでした。 ニコン Sマウントのニッコール 35mmの絞りリングは、通常クロームメッキですが、本品はブラックペイント。 それだけの違いですが、見た目の印象は大きく変わり、グッと精悍な雰囲気。ニコン S2やS3、SPのブラックペイントにさぞかし似合うこと...
-
Nikkor 105mm f2.5 (S)
ニッコール-P 105mm f2.5。レンジファインダー・ニコン用。1954年発売。3群5枚構成のゾナー型。ヘリコイドの距離表記はfeet。ニコン Sシリーズ用望遠レンズの定番品。 他のマウント用(ライカ、コンタックス)を含め、22,000本ほど製造されました。本品はフード固定用のツノがない後期型です。 フード、前後キャップ、フィルター、ケース、元箱と全て純正品で揃っています。レンズと元箱のNo.も一致、コレクションにも好適です。 使い倒された個体も多い105mmです...
-
Nikkor 85mm f2 (S) Black
銘玉・ニッコール-P.C 8.5cm f2の最終型。1948年に登場し、初期はクロームメッキの白鏡胴。3群5枚構成のゾナー型を採用。ニコンSマウント。外爪。フィルター径は48mm。距離表記はfeet。この497xxx番台あたりがほぼ最終ロットと言われています。 開放ではやや柔らかいが、f4付近まで絞り込むと一気に鮮鋭な描写に。D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用し絶賛、日本製レンズの優秀さを世に知らしめるきっかけとなった記念碑的レンズ。黒鏡胴はやや稀少。白ボディ、黒ボディ...
-
Nikkor 50mm f1.5 (S)
珍品ニッコール S・C 50ミリ f1.5、ニコンSマウント。シリアル番号は907xxx、1949年7月に製造された個体です。このレンズは905番台と907番台が存在し、ニコン Sとライカ Lマウントが製造されました。両方を合わせても800本程度と言われています。 3群7枚構成のゾナー型を採用。ツァイス製のゾナー 50mm f1.5を模した設計。レンズ本体の重量は200g。 真鍮にクロームメッキが施された鏡胴は工作精度や質感も高く、とても良いつくり。絞り開放ではほど良い...
-
Micro-Nikkor 50mm f3.5 (S)
マイクロ・ニッコール 5cm f3.5、ニコン Sシリーズ用。1956年登場。4群5枚構成のクセノタール型。沈胴式。フィルター径は34.5mmねじこみです。 ニコンの35ミリ用で初めてMicro-NIKKORの名を冠したレンズです。複写によるマイクロフィルム作成用として製造されました。300l/mmもの解像度を持ち、現代でも十分に通用する高性能レンズで、当店での試写テストでも毎回驚きを感じます。 ニコンレンジファインダー用とライカ用合わせても、わずか1200本程度の製造...
-
Nikkor 50mm f2 (S) Black
1952年登場の日本光学製 ニコンSシリーズ用標準レンズ、ニッコール-H 50mm f2。ニコンS 内爪マウント。3群6枚構成。製造番号は7550xx。 通常ニッコール 50mm f2には、40.5mmのフィルターリムが付いていますが、本品にはそれがありません。重量は129g。 世界的ニコンコレクター、ロバート J. ロトローニ氏の名著、「The Complete Nikon Rangefinde System」には、Rim-Less 50mm f/2 Nikkorとし...
-
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。 ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。 本品は外バヨネットタイプ。外爪、海外ではExternal Mountとも呼ばれます。1959年に内...
-
Nikkor 35mm f3.5 (S)
日本光学製広角レンズ。1948年登場のニコンSシリーズ用のW-ニッコール 3.5cm f3.5。本品はアルミに黒塗装仕上げの後期型。レンズ構成は3群4枚構成のテッサー型。feet表記。実測で99gと軽量な作りです。フィルター径は43mm。 すり鉢状のデザインはフード要らずで、ニコンRFシリーズ用の広角レンズの美点ですね。カメラに装着した姿も格好良く、実に良い設計です。 前後キャップ付。 使用感ほとんど見られない、とても綺麗な外観です。ペイントの肌も新品同様の半つやが未...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
日本光学製。1952年登場のニコンSマウント、W-ニッコール 3.5cm f2.5。製造番号は2706xx。レンズ構成は4群6枚、ダブルガウス型。絞り開放付近ではガウス型らしい周辺落ちで、オールドレンズらしい描写を味わえます。フィルター径は43mm、距離表記はfeet。 ニコン Sマウントの35mm f2.5は大きく分けて3タイプありますが、本品は1959年頃に登場した鏡胴絞りと言われる最終タイプ。 実測116gと軽量です。初期のモデルより35%も軽くなりました。 ニコ...
-
Nikkor 28mm f3.5 (S)
日本光学製。W-ニッコール 28mm f3.5。ニコンSシリーズ用の広角レンズ。ライカ Lマウント用を含めて約1万本作られたと言われています。 本品は、軽量なアルミ製鏡胴にブラックペイント仕上げの後期型。4群6枚構成のオルソメター型。feet表記。実測でわずか99gと軽量コンパクトなレンズです。 レンズが奥まったすり鉢状のデザインで、フード要らず。このレンズには専用の円形フードも用意されていましたが、こちらはかなりレア。 ニコン Sは勿論のこと、現代のデジタルミラーレス...
-
Nikkor 21mm f4 (S)
日本光学製の超広角レンズ、ニッコール-O 21mm f4。ニコン Sシリーズ用。1959年の登場です。4群8枚構成。シリアル番号は621xxx。頭の3ケタは捨て番。 このニッコール 21mm、ニコン F用は個体数も多く流通していますが、このニコンS用は製造本数が非常に少なく、298本の製造と言われています。距離表記はmeter。 付属の専用ファインダーは5群5枚構成。シリアル番号は600xxx。プラスチック製で軽量です。本来はこのファインダー専用の深底リヤキャップがあり...
-
Nikkor 135mm f3.5 (S)
ニコンSマウント用望遠レンズ。ニッコール-Q 135mm f3.5。1950年の発売。製造番号は、277xxx。距離表記はfeet。最短撮影距離は5フィート。3群4枚構成。三脚座付。フィルター径は43mmねじこみ。 このニッコール 135mm、細かく見てゆくとなかなかバリエーションの多いレンズですが、本品は黒鏡胴の後期型。 純正フィルター、フード、前後キャップ、ケースが付属します。 レンズ本体は目立った擦れやキズも見られず、とても綺麗な外観です。対してフードやキャップ...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
日本光学製。1952年登場。ニコンSマウントのW-ニッコール.C 3.5cm f2.5の初期型。発売当時は35mmで一番明るく、比較的安価であったため人気のあったレンズと言われています。 4群6枚構成のダブルガウス型。feet表記。真鍮製のクローム鏡胴で実測179gと重厚感のある造りです。 こちらの個体はマウントのストッパー部にEPマーク付き。付属のファインダーにもEPマーク。これはExchage Postの略称で、進駐軍の陸軍売店や海軍(オリエント商事扱い)で販売され...
-
Nikkor 35mm f1.8 (S)
W-ニッコール 35mm f1.8、ニコンSマウント。1956年9月発売。5群7枚構成。feet表示。フィルター径は43mm。 新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。 本品の製造番号は359xxx。1963〜64年頃の製造で、ニッコール 35mm f1.8のほぼ最終ロットと思われ、銘板の刻印...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S)
ニコンSシリーズ用標準レンズ。ニッコール-S.C 5cm f1.4の最初期ロット。本品は捨て番5005。50050101が最初の1本との記録ですので、本品は37本目(!!)の個体と推測されます。 製造時期は1950年頃。連合国軍の占領下ですが、MIOJ(Made In Occupied Japan)の表記はありません。銘板の表記はTokyo銘。レンズ本体の重量は202g。 レンズ構成は3群7枚のゾナー型。50mm f1.5と同じ設計を踏襲しています。フィルター径は40....
-
Nikkor 85mm f1.5 (S)
日本光学製の大口径中望遠レンズ、ニッコール-S・C 8.5cm f1.5。ブラックペイントとクロームメッキのコンビ仕上げ。ニコンSマウント。外爪。3群7枚構成。feet表記。フィルターは60mmねじ込み。 約2000本が製造されたと言われており、ニコン用、ライカ用、コンタックス用の3タイプが含まれています。望遠の大口径ゆえに、ガラスがタップリと詰まったレンズ。ズシリとした重量感があります。実測で549g。 絞り開放付近では被写界深度はごく浅くなりますが、程よい柔らかさで...
-
Mountain Nikkor 105mm f4 (S)
ニッコール-T 10.5cm f4。通称マウンテン・ニッコール。1960年に登場。ニコンSシリーズ用レンズとして最後期に設計されたレンズの1つ。3群3枚構成。フィルター径は34.5mm。 f4という当時ですら暗めのレンズですが、そのお陰で軽量コンパクトな設計が光ります。実際、屋外で撮影するには十分。重量は実測で258g。 ライツの山岳エルマーほどのコンパクトさではありませんが、カメラバッグ隅っこに収まる小ささ。旅行やハイキングにぴったりなレンズです。 基部のブラックペ...
-
Nikkor 25mm f4 (S)
W-ニッコール-C 25mm f4、前期型。ニコン S用。コンタックス用トポゴン 25mm f4に続いて登場、1953年の発売当時は35mm判カメラ用として世界一の広画角を誇ったレンズです。レンズ構成もトポゴンタイプ、メニスカスレンズを対称に組み合わせた4群4枚構成。歪曲収差は見られず、絞り開放ではほど良い柔らかさを伴った、明瞭な像を結びます。 クローム仕上げのこの前期型は、後期型と比較しズッシリとした重量感。実測134g。ファインダーやフードをニコン S型各種、特にブ...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S)
日本光学製。ニコンSシリーズ用標準レンズ、ニッコール-S.C 5cm f1.4。クローム鏡胴。 本品はシリアルナンバーの末尾にコロン (colon、: ) が付されている珍しい一本。シリアル番号は、3699xx : 。 世界的ニコンコレクター、ロバート J. ロトローニ氏の名著、「The Complete Nikon Rangefinde System」によると、同じシリアル番号のレンズを複製した場合に「:」が付されるものでは無いかとしています。ライツの「* アスタリス...
-
Nikkor 35mm f3.5 (S) MIOJ
日本光学製広角レンズ、W-ニッコール-C 3.5cm f3.5。ニコンSマウント。捨て番910xxxx。 本品はレンズの後端に小さく白文字で MADE IN OCCUPIED JAPAN (占領下の日本製造)の刻印がされています(通称MIOJ)。連合国軍占領下に製造された個体で、1948年か1949年頃の製造でしょう。ニコン I型やM型の時代に該当します。ベークライト製のフロントキャップにもMADE IN OCCUPIED JAPANの刻印有。 レンズは3群4枚のテッサ...
-
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N.C 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。 本品は内バヨネットタイプ。内爪、海外ではInternal Mountとも呼ばれます。1959年に...
-
Micro-Nikkor 50mm f3.5 (S)
マイクロ・ニッコール 50mm f3.5、ニコン Sシリーズ用。1956年の発売。4群5枚構成。沈胴式。フィルター径は34.5mmねじこみ。 ニコンの35ミリ用で初めてMicro-NIKKORの名を冠したレンズです。複写によるマイクロフィルム作成用として製造されました。300l/mmもの解像度を持ち、現代でも十分に通用する高性能レンズで、当店での試写テストでも毎回驚きを感じます。 ニコンレンジファインダー用とライカ用合わせても、わずか1200本程度の製造に止まる、やや稀...
-
Nikkor 85mm f2 (S) MIOJ
ニッコール-P.C 8.5cm f2、ニコンSマウントの初期型。シリアル番号903xxx。6桁シリアル。本品は最初期801のシリーズに続く、第二ロットの捨て番903シリーズ。製造は1949年か1950年頃と思われます。 連合国軍占領下の日本で製造されており、Made In Occupied Japan(占領下の日本)の刻印入り(通称 MIOJ)。こちらの個体はレンズ鏡胴に加えて、フロントキャップにもMIOJの刻印がされています。目立たぬ位置に小さく小さく刻印されたこの文...
-
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。 ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。 本品は内バヨネットタイプ。内爪、海外ではInternal Mountとも呼ばれます。1959年には...
-
Nikkor 28mm f3.5 (S)
ニコン Sシリーズ、レンジファインダー機用広角レンズ、W-ニッコール・C 28ミリ f3.5。本品はアルミ製鏡胴にブラックペイント仕上げの後期バージョン。4群6枚のオルソメター型。feet表記。実測で99gと軽量です。 すり鉢状のデザインの恩恵で、フードが無くとも問題無く撮影が可能です。黒鏡胴の鏡胴は、カメラに装着したときの格好良さもまた魅力です。 当店販売品が出戻って来ました。大切にお使い頂き、前回販売時と変わらぬ良いコンディションです。 わずかな擦れやフィルター枠...
-
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N.C 50mm f1.1。6群9枚構成。フィルターサイズは62mm。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2、キヤノン 50mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。 本品は内バヨネットタイプ。内爪、海外ではInternal Mountとも呼ばれます。1959年に...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
1952年発売のW-ニッコール 35ミリ f2.5。本品は1959年以降に発売された、35mm f1.8と同様のシェイプで絞りリングが外側についた最終型。鏡胴絞りとも呼ばれます。 当時としてはかなり明るく、リーズナブルな価格設定だったようで、良く売れたレンズ。4群6枚構成。絞り開放付近ではガウス型らしい周辺落ちで、オールドレンズらしい描写を味わえます ニコン Sシリーズはもちろん、アダプターを介してミラーレスデジタル機でもお楽しみいただきたい一本。やや稀少。 純正前キャ...
-
Nikkor 35mm f1.8 (S)
銘玉、W-ニッコール C 35mm f1.8。1956年9月の発売。5群7枚構成。feet表記。新種ガラスを採用。発売当時は世界で最も明るい広角レンズで、その素晴らしい描写で高い評価を得た一本。この後、キヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。 緻密な描写と穏やかなボケで、雰囲気の良い作画が魅力の国産オールドレンズの定番アイテム。明るい35mmを探すと気になってくる一本でしょう。 後玉のレンズガードが...
-
Nikkor 50mm f1.5 (S)
珍品ニッコール S・C 50ミリ f1.5、ニコンSマウント。本品のシリアル番号は907xxx、1949年7月に製造された個体で。このレンズは905番台と907番台が存在し、ニコン Sとライカ Lマウントが製造されました。両方を合わせても800本程度と言われている稀少なレンズです。 レンズ構成は3群7枚構成のゾナー型。ツァイス製のゾナー 50mm f1.5を模した設計です。 真鍮にクロームメッキが施された鏡胴は工作精度や質感も高く、とても良いつくりです。絞り開放ではほど...
-
Nikkor 105mm f2.5 (S)
ニッコール-P 105mm f2.5。レンジファインダー・ニコン用。1954年発売。3群5枚構成のゾナー型。feet表記。ニコン Sシリーズ用望遠レンズの定番品です。 他のマウント用(ライカ、コンタックス)を含め、22,000本ほど製造されました。本品はフード固定用のツノがない後期型です。 使い倒されたものが多い105mmですが、本品は使用感少なく綺麗な外観です。絞り羽根には油が少々見られます(別途有償にてクリーニングも承ります)。 操作感良好。レンズは拭き傷やクモリ...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S)
ニッコール-S 50mm f1.4 後期型。黒鏡胴。製造番号は40万台。以前の同レンズと比較しアルミ素材が多く使われ軽量化が図られました。また「S.C」の刻印からC(コーティング)の文字が省かれました。レンジファインダーニコン用の定番標準レンズです。コンタックス用50mm f1.5ゾナーのコピー。フィルター径は43mm。適合するクローム枠の社外製UVフィルター付です。 近年はライカ用やミラーレス用マウントアダプターも豊富に供給され、活躍の場が広がっています。絞り開放から...
-
Nikkor 50mm f2 (S)
RFニコン用標準レンズ。3軍6枚構成のゾナー型。軽金属の採用で軽量な鏡胴となり、実用性抜群。絞り開放ではやや緩さを感じますが、2段ほど絞ればニッコールらしいキリっとした描写に変貌します。外観は黒帯部分含めて使用感少なく、全体的に綺麗な状態です。ガラスは中玉の周辺に軽微なクモリが見られますが、実写にはほぼ影響無いでしょう(有償にて整備も承ります)。絞りリングのクリック感も良いです。ニコン Sシリーズのみならず、現行ミラーレス機でもお手軽にお楽しみ頂けるオールドレンズです。
-
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたニコン Sシリーズ用の超大口径レンズ、ニッコール-N.C 50mm f1.1。6群9枚構成。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。本品は内バヨネットタイプです。外爪、内爪合わせて僅か835本の製造。絞り開放付近ではかなりやわらかい描写でやや暴れる印象ですが、f1.3程度から安定してきま...
-
Nikkor 35mm f1.8 (S)
1956年9月発売。5群7枚構成。フィート表記。新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉です。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。ライカのボディにはレンズガードが内部で干渉しますのでアダプターを介しても装着不可です。ミラーレス機へはもちろん装着可能です。当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻って来ました。 使い込ま...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
1952年発売のW-ニッコール・C 35ミリ 前期型です。feet表記。外爪のニコン Sマウント。4群6枚構成。絞り開放付近では、実にガウス型らしい豊かな周辺落ちと流れが見られます。オールド感をたっぷりと味わえる広角レンズと言えるでしょう。ニコンSはもちろんですが、アダプターを介してデジタルミラーレス機でもお楽しみいただきたいレンズです。 前オーナー様の元で、専門業者にてOHがなされており、絞りとヘリコイドの動作良好です。外観は使用感少なめで良好な状態を保っています。レ...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S)
34万台。レンジファインダーニコン用の定番標準レンズです。コンタックス用50mm f1.5ゾナーのコピー。近頃はライカ用やミラーレス用アダプターも豊富に供給され、活躍の場が広がりつつある一本。絞り開放からf2前後ではやわらかな描写ですが、f4まで絞り込むと一変して鋭い描写に変貌します。リーズナブルながら楽しめるレンズ。実用向けの個体です。純正の前キャップが付属致します。 外観は少々の使用感がみられますが、全体的に良好な状態です。前玉にごく軽微な拭き傷と、中玉の周辺部にわ...
-
Nikkor 85mm f2 (S) Chrome
1948年発売。ニッコール P.C 8.5cm f2、白鏡胴です。ニコンSマウント。3群5枚構成、コンタックス用ハチゴゾナーのコピー。10枚羽根の円形絞り。ズシリと重い、実に手の込んだ造りのレンズです。開放ではじわりとした柔らかさを伴いますが、絞りを効かせ始めるとキリリと引き締まった像へ。D.D.ダンカン氏が朝鮮戦争で使用(ライカ・スクリューマウント版)し絶賛、日本製レンズの優秀さを世に知らしめるきっかけとなった記念碑的レンズとしても知られています。 2021年2月にフ...
-
Nikkor 35mm f1.8 (S)
1956年9月発売。5群7枚構成。メートル表記。新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉です。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。ニコンSPを始め、各種レンジファインダー・ニコンにとても良く似合うレンズですね。国産オールドレンズの定番。アダプターを介してのライカボディへの装着は、レンズガードが内部で干渉しますので不可です。ミラーレ...
-
Nikkor 135mm f3.5 (S)
ニコンS用望遠レンズ。ニッコール-Q.C 135ミリです。1950年の発売。ニコンSマウント。フィート表記。最短撮影距離は5フィート。3群4枚構成。三脚座の付いた鏡胴はズッシリとした重量感があります。委託品。 各部の動作正常です。ピント、各部の動作確認済み。鏡胴に擦れと線状の傷が少々見られます。絞り羽根には油染みがみられます。ガラスは前玉に薄い拭き傷が数本みられますが、クモリは見られず、スカッと抜けたガラスです。実用に。
-
Nikkor 35mm f1.8 (S)
1956年9月発売。5群7枚構成。メートル表記。新種ガラスを採用し、素晴らしい描写で高い評価を得た銘玉です。発売当時は世界で最も明るい広角レンズでした。その後はキヤノン 35mm f1.5、ズミルックス 35mm f1.4等が登場し、広角レンズも大口径化が進んでいきます。ニコンSPを始め、各種レンジファインダー・ニコンにとても良く似合うレンズですね。国産オールドレンズの定番ですね。アダプターを介してのライカボディへの装着は、レンズガードが内部で干渉しますので不可です。ミ...
-
Micro-Nikkor 50mm f3.5 (S)
1956年の発売。4群5枚構成。ニコン Sシリーズ用。ニコンの35ミリ用で初めてMicro-NIKKORの名を冠したレンズです。複写によるマイクロフィルム作成用として製造されました。300l/mmもの解像度を持ち、現代でも十分に通用する性能を誇ります。ニコンRFとライカ用あわせても1200本程度の製造で、稀少なレンズです。委託品。 2020年6月にレンズ清掃、絞り羽根清掃済です。鏡胴のローレット部に小傷が少々みられますが、クロームメッキも良い状態で、全体的に綺麗な外観で...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
W-ニッコール 3.5cm f2.5。ニコン S型シリーズ用広角レンズです。4群6枚構成のガウス型。メートル表記。見た目がf1.8と似た鏡胴の後期型。アルミ鏡胴に黒塗装。純正の革ケースとワルツ製SLフィルターが付属します。使い頃の一本です。 ヘリコイドのグリスアップとガラスの分解清掃済です。ガラスも操作系もすっきりとリフレッシュ致しました。前玉にわずかなコーティングの傷み、後玉に薄い円周状の拭き傷が一本見られますが、ガラス自体はなかなか綺麗です。距離リングには通常の使用...
-
Nikkor 50mm f1.1 (S)
1956年に発売されたレンジファインダー・ニコン用の超大口径レンズ、ニッコール-N.C 50mm f1.1。6群9枚構成。写真用のニッコールとしては、Fマウントの物を含めて最大口径のレンズです。ズノー 50mm f1.1、フジノン 50mm f1.2、ヘキサノン 60mm f1.2等の戦後の大口径競争に対する日本光学の回答。本品は1959年登場の外バヨネットタイプです。外爪、内爪合わせて僅か835本の製造。絞り開放付近ではかなりやわらかい描写でやや暴れる印象ですが、f1...
-
Nikkor 35mm f2.5 (S)
W-ニッコール 35mm f2.5、ニコン Sマウント。4群6枚構成のガウス型。feet表記。1956年以降製造の後期型。アルミ鏡胴に美しい黒塗装が施されています。材質変更により、真鍮クロームメッキの前期型と比較して、重量がおよそ半減しています。全体的にとても綺麗な一本です。 各部の動作良好です。外観も使用感少なくとても綺麗。ガラスは強いLED光に当てるとやっと分かる程度のごく薄いクモリが周辺部にみられますが、実写にはまず影響無いでしょう。前後キャップが付属。後キャップ...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S)
2000年に復刻したニコン S3ミレニアム用に付属していたニッコール-S 5cm f1.4です。単体で出回ることはあまりありません。レンズ構成はオリンピック・ニッコールを踏襲しています。絞りの動作はクリック感がしっかりとしています。外観もガラスもとても綺麗な一本です。
-
Nikkor 25mm f4 (S)
W-ニッコール-C 25ミリ f4、前期型。ニコン Sシリーズ用。コンタックス用トポゴン 25mm f4に続いて登場、1953年の発売当時は35mm判カメラ用として世界一の広画角を誇ったレンズです。レンズ構成もトポゴンタイプ。メニスカスレンズを対称に組み合わせた4群4枚構成。歪曲収差はみられず、開放では程よい柔らかさを伴った明瞭な像を結びます。クローム仕上げの前期型は後期型に比べてズッシリとした重量感があります。実測135g。日本光学ロゴの純正前キャップと専用ファインダ...
-
Nikkor 50mm f1.4 (S) Black Paint
先黒ニッコール S.C 50mm f1.4。3313xx。ニコン S2ブラックペイント前期型用レンズ。黒塗りの50mm f1.4としては最初期型と思われます。アルミニウム鏡胴で重量は116gです。ネジ込み式のレンズフード、43mmネジ込みフィルターが付属します。委託品。珍品。 前玉にごくごく薄い拭きキズが見られますが、クモリなども見られずスカッと綺麗に抜けたガラスです。ピントも良好です。