戦時中、1940年代初頭の製造。精機光学(現:キヤノン)製レントゲン用レンズ。本品はライカ Mマウント改造品。4群6枚のダブルガウス型。ノンコート。設計者は古川良三氏。ビオター4cm f2をお手本として作られた模様ですが、戦時中の様々な制約の中では、f1.5の大口径化に伴う収差補正のためのレンズ枚数追加も行われることも無かったため、ピント、周辺部にもフレアが伴う描写となっています。詳しくは、岡田祐二氏・上野由日路氏共著 50mm判オールドレンズの最高峰「50mmf1.5」 を参照下さいませ。珍品。委託品。